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‘Taylor Desse 2020’を前回コラムで告知してから又も多くのお問い合わせを頂いて、有難うございます。

今回はその続報として「各モデルのはポイントは何??」にお答えすべく、USEDとVAULTものを一点ずつ続報したいと思います。

先ずこの’Gothic’のUSEDですが、ベルがBentでなくCut & Brazedで作られています!「Bentだとシャープな角が出ないのと、曲げた腹側の金属がどうしても薄くなるから」と言うのがAndyの主張です。

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Bell Bow部もご覧の様に同じくCut & Brazedで作られています。これらはそもそもデザインの為にその製作方法を取った訳ですが、それが結果としてこのモデルの倍音の豊かさと複雑な独特の「声質」を生み出す事になったのには、さすがにAndyも驚愕してしまった次第です!。

実際、恰好からは到底想像もつかないでしょうが、実にレンジの広い響きがします!オーナーの「諸般の事情」さえなければ絶対に手放されなかったこのモデル、逆に次のオーナーには非常にラッキーな事ですよね!

次はこの’VOCA’の在庫新品です。BellがRim-Lessなのがポイントで、これはNeo Classic Seriesの最初に作られた個体で、頼んでもいないのに彫刻まで入れて、本人がホント楽しそうにノリノリで作り上げたのが伝わってきます。

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私がインスタで紹介したら問い合わせが殺到したらしく最近またチャッカリ製作してFacebookにのっけたりしてますが、Detailsを子細に見ると最新のは随分簡略化されていて、彼の「ノリ」の違いがあからさまに出てたりして!?

このモデルは、Rim-Less Bellと軽量な本体の組み合わせによって、各スロットの反応が速く、しかも骨太で厚みのある響きがします。非常にスムースなサウンドの個体です。

以上が補足の説明ですが、それでもまだ情報が欲しい方は、いつもの様にメールでお願い致します。