さて前回の「号外」でお知らせしましたTaylorの’New Starship OVAL’が到着しましたので、今日はその続報です。

結論から言って、これはAndy本人も言っていますが、今までのTaylorの歴史を一変してしまう程のSuper DuperなHornです!!

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実はこのモデルをちらっとFacebookに掲載したら、本人のもとに各製作者やプレーヤーなどから「あれは何だ!」「Detailsを教えて!」など相当のダイレクトメールが届いているらしく、それも「業界」や「プロの演奏家」のいわゆる「クロート」ばかりだとか!

その興味の対象、それがこのBell Flair部の形状です!この角度によって全く表情の違うOVAL Bellは「どうやって作るのか?」「どういう効果があるのか?」とそれに集中してるそうです。

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当初私からのリクエストは「以前のStarshipよりも軽量で、しかも音の厚みは更にマシマシ、高音部はストレスなく吠えまくるもの」という、Andy以外の製作家ならLogic掲げて「絶対不可能」だと言うのが関の山という課題を提示したのですが、およそ半年間の沈黙の末(?)「おい、出来たぞ!」との連絡!

驚くべき事にそのプロトは既にほぼ完成していました!で、Plate BracingをRodのZ Styleに変更したり、ベル径を小さくして上下を手前に曲げて、などなどの修正の後、出来上がってきたのがコレです!

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ここのところのFacebookを見ると、改造品や昔のモデルばかりで、「新作」はしばしおとなしかった理由がお判り頂けると思いますが、Andyはコレにかかりっきりだった訳です。その分OEMのとか、改造とかは全てStuffに任せっ切りりなので、こちらにも彼らから直接苦情が来てしまいましたが・・・。

とは言え何をこんなに大騒ぎしているのか、それは自分で確かめて頂くにせよ、今後はこのモデルと来月に届くBalladの新作、この2つがTaylorの「新たな提案」として主軸になって行く予定です!

それにしてもAndy Taylorという製作家は、今間違いなく「この惑星で最高のBrass Builder」であり、どう考えてももはや彼を追従できる人間はいないと思います。Logicを振りかざしたり、Pricingを驚く程高価にしてみたり、とても人間が使えないキテレツなデザインをしてみたり、自分を原寸大以上にしたがる製作家が多い中で、彼はいつも「平常心」の「原寸大」、しかも研ぎ澄まされた「勘」を頼りに手作業だけで具現化してしまうのですから!!

さあこっちらもエライコッチャです!「秘蔵」してた作品やお土産の「委託品」など、今までStock Listに載せなかったものも多いので、今後はマメに掲載します!!