さて今回は、最近入荷した「超どミント」なのを2点紹介します。

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最初はご存知Weberで、それも初期のマウスパイプをポッチで固定するタイプのもの。Water KeyもAmadoじゃない2000年代初めのモデルです。しかもValveはみなさん大好きなBauerfeind!今のと違ってこの滑らかでいて反応が速い全盛期のがマウントされています。このQualityをずっと維持してればEUの製作家達から総スカン喰らう事もなかったのに実に惜しい!Dimensionまで変更してしまってはねえ・・・。

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さてサウンドは初期モノ独特の非常にSweetで明るい響きです。イントネーションも完璧だし、それにこれだけ状態のいいのはもう無いでしょう!と言うのもこちらとしては非常に嬉しいのですが、皆さん相当に使い込んで愛奏して頂いたHeavy Useモノが市場に出る事が多く、初期状態を維持してる個体が非常に少ないからなんです。まあ考えれば、それだからこそ売りにだされた訳でしょうから当然なんですけどね。

正直今回のは余り吹かれていなかったのと非常にメンテナンスが良かったのが功を奏して、ヴァルブもまだエージングされてないし、響きもまだ本性を現していない状態です。もちろんマウスパイプや消耗パーツはまだストックしてますから自分好みの吹奏感にカスタマイズして「自分だけの」モデルに仕上げてください!

お次はDel QuadroのCornetです。状態は「新品」のまんま!製作時のベルの中のピッチやヴァルブのコンパウンドなどがそのまま残ってましたから!?画像を見ればそのピカピカ具合が判ってもらえると思います。

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このモデルはまさにAmerican Brassの響きなんです!!この骨太さとBrilliantなサウンドはもちろん、この「鳴りっぷり」の良さと「吹き易さ」は驚異的です!とにかくこの鳴りの良さがあるからこそ深いカップのマッピで思いっきりDark & Mellowに吹いても音の芯がはっきり聴こえ、ダイナミックレンジも非常に大きくとれる訳です。Taylorのお弟子さんであるDel Quadro氏にもその「教え」は忠実に継承されています。

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なのでUカップの浅めのマッピで軽く吹いても、粒立ちがクリアで、厚みのある骨太な響きで、決してどこかのメーカー見たくペランペランの音にならないんです!だからこそ「コルネット・シャンクのPhrumpet」としても「アリ」だと思います!Jam Sessionで「粋」に迫って欲しいですよねえ、ホント!!

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という訳で今回は超ミントな2台を紹介しました。価格面でも両者共に20万円代!まあとにもかくにも吹いてみて下さい。

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