さてさて今回はTaylorのHybridものについて。

taylor_x

この2点の画像で比べてみるとお判りの通り、一方はBachをベースに徹底したTaylorismでConversionしたもので、もう一方は本来のTaylor Trumpetです。裏から見ると両者のBellのTaperが全く違うのが判ると想います。

Bachの方はオリジナルのTaperに合わせてあるので非常にTight、方やTaylorはBow部から太めの緩やかなOriginal Taperになっています。両者ともCopper Top/ GBのCustom Bellがmountされています。

こうなるとBachの名残はValveとその1-2-3各スライドのみで、しかもそのスライドもStopperやWaterkeyなどTaylor氏により徹底的にBrushed Upされています。ここまでConversionが進むと到底Bachの音はしないだろうと思うでしょうが、ここがAndyの凄さ!「ちゃんとあのBachならではの音色と響きがする」んです!しかも「中低音の反応の良さ」や「各音のSlottingが完璧」「音量とイントネーションが全然良くなった」などなど「ベースとなる楽器の特長を残したまま、それを更にBrush Upした」ものへと大幅にグレードアップされています!

taylor_c

こういう作業は、各ブランド、各モデルの響きや音色などの特長を一つ一つ完全に把握しているCraftsmanにしかできません!Originalとは似ても似つかぬシロモノに変わってしまってはConversionではありません。それは当然で、元のブランドのニオイがしなくなってしまうなら何もCoversionしなくても最初からTaylor Trumpetをオーダーすればいい訳ですからね!’Conversion’と’Refurbish'の違いはそこにあります。

taylor_d

今回はTaylor Conversionの一例でしたが、ここまでFull Tune-Upしなくとも先ずはBellやLeadpipeのみの交換などで一度試してみては如何でしょうか?その「効果が如何に絶大か」を実感としてお解り頂けると思います!

お問い合わせはいつもの様にメールでお願い致します!