あけましておめでとう御座います。今年もよろしくお願い致します。新年のご挨拶をしながらも、まだ何処となく休み気分が抜けきらないでボーッとしてたところ、余りにも強烈なのがいきなり届いていっぺんに目が覚めた次第です!年末から問い合わせはほぼこのモデルについてばかりでしたが、そんなPhatboyのNew Modelを次回と2回に分けて紹介していきます。

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まずはこのJoint部ですよね!この鋭角は最も謎の多い箇所でしょう。そしてVulcan Styleの直線部と丸みを帯びたBell部の対比と全体のSilhouette、そしてFlugel Hornの構造上非常にデリケートかつ最も弱いBellの下部をNSでReinforceし、更に肉抜きして軽量化を図る。しかもそれは全体Silhouetteを特徴づけるべくしっかりデザインされてる!要するに無駄が無いんです!

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それらの特徴はStarshipのXylem Versionにも全く同じく採用され、Taylor全モデルの中で最も「鋭角」なMain Tuning Slideの形状、Leadpipeのあるポイントにセットした無垢材削り出しのPinky Hookなど、外観上も非常に特徴のあるものとなっています。

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さあ、それが個々にどういう影響を及ぼすのか?それは吹いてみてのお楽しみ!とにかくこんなFlugel Horn Soundは未だ誰も味わったことがないのですから、比較するものが無いんです。Andyの言う「過去のFlugelの中では抜きん出て最高の楽器!」という意味は吹いた人にしか解る訳がありません。そしてそんな吹いた人の中で、Facebookで演奏してくれたBryanが「持ってる楽器全部売っ払って、これ一本でいきたい」と言われてもこれウチのなんです!誕生以来未だ未完成なFlugel Hornという楽器の「現在持ち得る技術とknow-howを全て注いで」やっと完成した「到達点」なのですから!!

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次回はもう少し突っ込んだ部分の画像をご紹介したいと思います。何せ撮影にも届いたばかりのMonster級には気を遣ってしまい、Pausingにもヒヤヒヤもんなんです!!