50代の方には憶えのある方もいらっしゃるかと思いますが、PUJEという「世にも奇妙な」楽器が一時日本にも入ってきていました。

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そのPUJEに惚れ込んだ男、Brent PetersがPuje Trumpetsを立ち上げ、Original PUJEのReissueと彼のコンセプトによる各種モデルを完全な「手作業」により少数ながら作っている訳ですが、今回日本のプレーヤーの為にXYLEMよりお届けする事となりました!

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もちろん当然ながら、現地での数モデルと同時に、今後はCustom仕様のオリジナルなモデルを続々ご紹介して行こうと考えています。

ところでこういうShortyな楽器、今まで無かった「外観」には、とかく生真面目な日本のプレーヤー諸氏にとって、ルックスからしてアレルギー反応を起こす人も多いと思います。

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Taylorの’Phrumpet’もそうですが、French Bessonの最初のデビュー以来100年以上変化の無い「こうでなければなら無い」とされている「トランペット」の「形」を、より人間に対して’Friendly’かつ’Stress Free’なものにでき無いものか?と改めて考え直してみると、なるほど???な点が少なくありません。具体的に言いますと、「もう少しコンパクトにしてより保持しやすく、しかも通常シェイプのものと較べても音的に勝るとも劣らない響きとサウンドを兼ね備えたもの」というのを一つの「基準」/「到達」点と考えています。その上で、現行のトランペットよりもより魅力のある’Puje'にしか出せ無い「独自のサウンド」を持つ全く新しい「形」の楽器、それを’Puje’としてReleaseしていく上での「目標」にしたいと思います。

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大体現行のラッパってベルの先が奏者からやたら遠いと思いませんか?自分の音をモニターし辛いだけでなく、プランジャーでのミュートワークも手の短い人にとっては至難の技ですよね。しかもHoldng Balanceもベル先寄りのが多くて非常に悪い。CopperのWow Wowなど付けた日にゃもう皆さん「鬼の形相」で必死にHoldしているのがやっとで、とてもじゃ無いけど音やフレージングに集中でき無い、というのが現状です。

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という訳で、とりあえず今回はPujeデビューのお知らせでした。Shortyな形のトランペットの持つAdvantageがどこにあるのか、先ずは吹いてみてください。価格的にも非常にReasonableですから!