お盆も終わり、もういい加減涼しくなって欲しいものですが・・・?楽器の手入れもやってくださいよ。溶けたグリスがヴァルブ周りに行くと粘りの原因になります。また管内のバクテリアも絶好調なので要注意です!

さて前回お知らせしたChicago X-LiteのSatin Silver Plateはコレです!BauerfeindのKnuckleをマウントしたExceptional な個体です。

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まあ鳴りやサウンドは「ご自分でご確認ください!」といつもの通りなのですが、オーソドックスなTrumpet Soundを求める方にはジャストなモデルです!「抵抗感」「イントネーション」など「一般的なラッパ」の印象と、実に快適な演奏性が加わってBachやShilkeを吹いている方には最も違和感なく即馴染んで頂けると思います。

CHICAGOというモデルはご存知の様にその自重と構造の違いで公表しているだけでも数種類あります。あくまでも'Traditional Brass Sound'を基本とした中で、ご自分の好みの響きやサウンドで選んで頂ける訳です。

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反対に’Balladeer’ ‘Phrumpet’ ‘Piranha’、そして'Terminator’など個別のモデル名が付けられたモデルは、いわば’New Wave Sound’として「今」のPlayerのNeedsに応えたOriginal Sound(VOICE)をCreateしたものです。各モデルごと明確なVoicing Policyがあり、その為に最適なShapeやPartsを有しています。

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「ご自分で」というのはまさに「自分の目指す音・響き」などを明確にした上で「それに最も適した」モデルや仕様の選択をして頂きたいからなのです!「〜が使ってるから」「〜がこれだと言うので」ではないのです!

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ある世界的に著名なベーシストがツアーで来日中に食事した時、「日本人は凄くCivilizedされてるけど、逆に’Pied Piper of Hamelin’の様な怖さがある」と言っていましたが、その何気ない一言が恐ろしいくらいに「核心」を突いている気がします。いつもこのコラムでも書いていますが、自分だけのOriginalityをもっと大事にして欲しいのと同時にそのことに一刻も早く気づいて欲しいと思うのです!

じっくり納得いくまで試してみてください、そんな意味で!!