TaylorとSpencerの情報がどうしても多くなりがちですが、たまにはVintageものもと思い今日はレアものを一つ!ちなみにTaylorのCornetですが、今週出荷予定です。お問い合わせ頂いた方には大変お待たせしました!

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さて、今日は何とMartin CommitteeのEb管の紹介です。

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ヤンバルクイナ以上にレアな存在で、私も現物を手にするのは過去一度あっただけ!しかも何とBrown Case時代のだけに、存在するだけでも奇跡的なんですが、修理跡や凹み歪みのない個体なんて今後はあり得ないと思います。

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各部パーツもオリジナルのまんまで、Bb管のCommitteeでは考えられない事ですよね!この頃の’DUCO’というDUPONT社のLacquerは当時の管楽器メーカーではどこもこれを使ってのですが、被膜性能はトホホな限りでお肌の状態は決してピカピカではないです。でもここまで維持してれば十二分でしょう!

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「完璧にあのコミッティーの音がする!」と!ま、イントネーションはMartinならではですが、しかしながらこんなMellow Soundは今の特殊管にはあり得ないですよね。もっとBrassyでDry、で必ず各音に’h’の音が入ってるでしょう?peじゃなくphe、paじゃなくphaと響いてしまうのが今の「流れ」。それが全くないBb管でお馴染みの例のサウンドがこんなチワワみたいなBodyから出てくるなんて!

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まあいつもの様に吹いてみてくださいな。SchilkeかYamahaのEb管持って来て比較してみれば絶対判ってもらえると思います。いつもの様にメールでお願いします。

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