今年も残り少なくなりましたが、もう完全なVacation Modeに入ってますでしょうか??何かと話題の築地、今年は絶対行くべきですよ。移動するにせよ残るにせよ、「あの光景」は最後でしょうから。

さあて今回はBell Rim/Beadについて。 みなさん例の某国大メーカーのカタログにいつもの様に完全に「洗脳」されてませんか?「French Beadが最高」だなんてね??

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Rim/Beadにも非常に多くの種類があります。 Round, French, Triangle, Flat, Square( ! ), そしてRimlessなどなど。しかもそれにWireが入ってるか入ってないか、となると実に相当な種類です。

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それらはベル全体のバランス、音作り、反応などを決定する「Enhanser」としての役目がある訳ですが、それらはあくまでもベルの一部であり一助であってRim/Beadが 全てを決定してしまう訳ではあり得ないのです。
そのベルはどんなテーパーで、厚みはどれ位で、どんなサスティーンにするのか、という「音作り」の方向性で自ずとどのRim/Beadが最適なのかが決まってきます。

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「何が何でもFrench Bead」付けときゃいい、なんて「お気楽メーカー」は「ウチは音の事は判りましぇーん」と言ってるのと同じという事なんです。「アマチュア完全無視」の姿勢が如実に出てますよね!同じ事はBell Seamや2ピースのヴァルブにも言える訳で、どうせ「海外のプレーヤー」の一言で簡単に「主張」が変わってしまうんですから!カタログに載ってる事を真に受けててはたまったものじゃないですよ。

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「シノゴノ言ってねえでこれでも見てみろ!」ていう叫びが聞こえてきそうな画像の新作ですが、 音を作り上げるのに「ねばならない部品」神話なんか「%*の役にも立たねえ」訳です。「色んな可能性を手をグリスまみれにしながらやってみろ」の姿勢こそが最短で唯一の方法なんですけどね!同じキハダマグロも全て大きさも油のノリも違うのと同じで「素材には全て個性がある」訳です。CNCなどで決められた場所に決められた厚みで「全て同一規格」で「生産」するラッパが人の心に響く「音楽」を奏でられると本気で思ってるんでしょうかねえ??