湿気も温度も高い毎日ですが、ラッパの調子はいかがですか?こんな時こそしっかりと手入れしてやらないと、管内でバクテリアやカビが大繁殖したり大変な事になりますよ。
吹き終わったら、せめて水通しだけは忘れずに行って下さいね。それだけでサビや沈殿物のリスクが半減します。楽器の内部って、まさに口の中と同じです。カルシュームの多い「歯石」に近いものが内壁にこびりついたりする危険性を回避するには、こういったマメなBATHINGしかありません!

またピストンの操作感には多かれ少なかれストレスの原因となっているでしょうが、画像のSuper Lube、こいつは効果絶大!薄くピストンやヴァルブなどの可動部にぬってから、その油分を完全に拭き取った上でいつものオイルを注してやる。たったこれだけの作業でスムースなタッチが相当長時間持続します。詳細はお問い合わせください。

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さてNew Comer Info. としては、SpencerからはModular TypeのBb管が今月中に届きます。これは本来はBell & Leadpipeを交換できる様に作られたモデルなんですが、写真の様にヴァルブ部でガッチリ接合させる事で、ベルチュー同様、こういう支柱の無いタイプにありがちな「音逃げ」を防ぐ、まあそれどころかご覧の相当ゴツい金具がDenseを稼ぐ事にも作用して、ぶっといサウンドと響きを得る事が可能になります。しかも通常の支柱タイプよりもずっとFree Blowing
な吹奏感です!あのSpencer SoundにPowerが加わって、新たなVoiceがLine Upされます。

最後の画像のピンクのサテンをバックにした楽器。これがPollard Trumpetです!やっと形になりましたので、今月中に吹いてもらえます。どんな音でどんなDetailか、非常に興味津々でしょうが、敢えて「先入観」の全くない状態で吹いてみてください。ウンチクはその後で!

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ところでTaylorのFacebookの最近の動画、これは是非見てください!ヘビメタのBGMに早回しといつものJoke満載ですが、内容は思いっきりSerious!CNCでパーツ作って張り合わせただけのプレハブラッパ(?)を作って天才ぶってるメーカーも多いですが、ベル一つをここまでの手数をかけて作る、しかもその完成度はご覧の通り!Andy Taylorの凄さを識るには格好の資料です。それをJokeでカバーしてしまうあたり、彼のShyでWitのあるところがよく解りますよ。楽器にもそれが思いっきりでてますよね!