お陰様でKiriniteのマッピ、初回ロット分は完売しました。お問い合わせも非常に多くのお客様から頂戴し、本当に有難うございました。
次回からは既報の通り「通常仕様」での販売になりますが、今月末に大量入荷しますので、今後ともよろしくお願い致します!

さて今回はこの画像のベルの話から。

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ご存知の通りTaylorのベルはAnnealing処理がなされていますが、素材やゲージによってなまし方や回数などが違います。しかもオーダー主のVoicingの好みによっても全く方法が違ってくる訳です。そうした細かな差異をAndyのCraftsmanshipが見極めて作られていくのですが、その技術は他の製作家からも絶賛され、例えばこの画像にあるベルは全て某超有名メーカーのベルなんです。

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こうやって見ていくと本当の意味での全工程”Handmade”を徹底しているのは,恐らくAndyだけかもしれません。製作家の多くはパイプ類やベルなど外部調達し、それを「組み込む」だけ、というメーカーがほとんどです。

次にヴァルブですが、この画像もよく見るとMAWに似てるけど??そうなんです、「Piston部はある意味消耗品」ながら「Casing部はHornの一部」ですから楽器としてトータルな音作りにはこの部分も自分で作り変えてしまう訳です。そして当然Annealing処理が施されます。

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今回はベルとヴァルブにスポットを当ててみましたが、いずれリードパイプやチューニングスライド類もご紹介していこうと思っています。

さて今回そのヴァルブ部のTop & Bottom CapsのLight Weight Versionが入荷しました!なんとKirinite製もご用意しています。この部分の交換で響き方やサウンド、そして吹奏感が劇的に変化します。市場のそれとは次元の違う驚異的変化に是非腰を抜かせてください!

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とにもかくにも、ここまで一本の楽器を細部にまで心血注ぎながら作り上げて行く真のCraftsmanshipを持つAndyは間違いなく現在最高の製作家です。「まあまあ」は何時まで経ってもマアマアなんです。是非一度吹いてみて、貴方の頑なな呪縛を解き放ってみてください!!貴方自身の問題ですから!