又も彼のFacebookのネタにあわや使われそうになり、急遽今月入荷の運びとなりましたCopper BellのChicagoU 46のCustom仕様です。

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しかしFacebookはさんざん色んな方々から勧められ、Andyからも日本人の名前が挙がる度に「お前もやれよ!」と言われるのですが、どうも日々返信に追い立てられそうで気が進まない次第です・・・。
善処致しますので、暫しご勘弁ください!?

さてこのChicago, #46のMLです。画像をご覧になり先ずベルのクランツ、Garlandに目が行くと思いますが、Taylorでは非常に珍しいでしょう?

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ところでCopperはVoicingが非常に難しく、色んなメーカーに昔から使用されているのに各社そのサウンドがまちまちで、本来のCpperの特徴がいまいちハッキリ見えてこない「謎の存在」ですよね。

よく言われる「柔らかくて暖かいサウンド」な筈が、Schike社ではBerillium BellのSubstituteとして使用されています。「甘口」?「辛口」?一体どっちなんだ??

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早い話その両面を持ってる訳(!)なんですが、厚みによって響き方が全く違ってしまう非常にデリケートな素材なんです。薄いとブリリアントで立ち上がりの速い音、厚いと凄くダークで柔らかい音、という具合で、その表情が激変するのに、ほとんどのメーカーは一つのゲージで楽器全体を作り上げてしまい、部分部分で厚みを変えたりはしていない。よって出来上がった楽器は「甘口」か「辛口」のどちらかになってしまう訳です。

今回のこのGarlandはそのVoice Controllの為のDeviceの一つなのですが、実はこのモデル最大の仕掛け(?)はリードパイプなんです!これ、いつもの一見無垢のCopperに見えますが、実は真鍮製のパイプをCopper TubeでCoveringしてあるんです!!

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Copperは温度変化にも敏感ですから、本来リードパイプにはピッチ変化の点で不向きながら、サウンドへの影響は最も大きい!CopperならではのDarkでMellowなサウンドを活かしつつピッチを安定させる。そこでこのHybridな構造を選んだ次第です。

実はあと2点程「仕掛け」があるのですが、それはいつもの様に実際に吹いてみて見抜いて頂ければと思います!お問い合わせは、メールでよろしくお願いします。

 

追伸:前回でお知らせしましたKirinite製のマウスピースですが、PCが壊れる程のお問い合わせを頂きまして、本当にありがとうございます!

Andyがこの動画を作りましたので、参考にしてください!