Taylor Owners の方々にはメールで入荷のお知らせをしたのですが、コラムを見て頂いた実に多くの方々からもお問い合わせのメールを非常に多く頂戴しました。本当に有難う御座いました。
現在大分欠品番号が出来てしまいましたが、再度今回このマウスピースについてご紹介させて頂きます。

先ずはこの画像を見てもらうとお判りの通り、Xylem謹製モデルは全長がStandard Mdl.に比べて短めです。又Body部のテーパーもTightになっているのがお判り頂けると思います。その結果「少ないエアーで今までの最大ボリュームが得られる」「スッと息が入って、レスポンスが強烈に速い」「とにかく吹きやすい」などの吹奏感が得られ、音色に関しても「Clearな音色もSmokyな音色も簡単に吹き分けられる」「ダークな厚みのある音」「倍音の出方が全然ちがってメチャクチャ豊か」などの評価を頂戴しました。Stress Free路線をまた一歩前進できたかなと自負しております！

で、番号のみのと−２の表示のものの違いをよく問い合わせ頂きます。例えばMLはごく一般的な深さで、「それより浅い」のがML-2なのですが、よくあるShallow Cup程の浅いカップではなく、「バックの3Cのカップに近い浅さ」なんです。最も使用プレーヤーの多い3Cですが、ご存知の様にバックのCカップ中でも3Cだけは特有のカップで「若干浅い」独特なデザインですが、−２はこのカップデザインなんです。

そして余り知られていませんが、小さめのサイズをお使いのプレーヤーの為にSというのがあり、実はこれが欧米Highnote Specialist諸氏の中では非常に人気の高いモデルなんです！バックで言えば１０1/2系と同サイズの大きさですから、その周辺のをお使いの方は是非一度吹いて頂きたいと思います！音のProjectionや切れ味の鋭さ、アタック時のサスティーン、スロットの明確さなど、が全く違います！よく言われる「リード用マッピ」の問題点として、 何故か犠牲となる音色、あの鼻声のか細いDistortion Soundとは完全に一線を画したサウンドの素晴らしさに驚愕されるのは間違いありません！しかも「こんなに楽に」！！

さあ最後がこのFlugel Horn用です。まあとにかく吹いてみて下さい！そのサウンドの素晴らしさに魅了されること間違い無しですから！リムがどうの、シャンクがどうのの前にマッピは先ず「音色」だと思います。ラッパの様な音がフリューゲルのサウンドじゃないんですよ！！ご自分の愛機のGrade Upで楽器自体の買い換えを決断される前に是非これで吹いてみて下さい！！ご自分の楽器が劇変しますから！

こうして予想以上に非常に多くの方々から評価して頂けたOriginal Line、今後はこのシリーズを中心に展開していきたいのですが、なにぶん「とある東の国の男に毎回難しい注文の楽器を作らされるのでマッピまで手が回らない」との理由で次回の入荷時期 は未定です。合間合間で宥めつ眇めつ入れ込んでいきますので、メールにてご連絡ください！

追記：前々回のコラムでお伝えしました樹脂製のマッピですが、「来年早々に正式リリースを控えている為、今告知されると困る。世界で一番最初のデリバリーだから」とのAndyからの依頼でコラムに掲載できなくなりました。店での試奏・購入は問題ありませんのでご来店ください。画像のプロトと違ったDetailsに進化し、購入された方々からは「金属製よりも響きがいい」「ヴォリュームが凄い」などの評価を頂いています！