桜も今がピークですが、新年度のコラム一発目と参りましょうか。

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どうですこのHarrelson!Raw Brass Finishの最も美しい手入れの賜物、その素晴らしい例がこれです!

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例のシリコン・スプレーと乾拭きだけでこういう質感に仕上がって行く訳ですが、感触はまさに「皮膚感覚」そのもの!画像見てもらっても、まるで「人肌」の様でしょう!

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とにかくRaw Brass Finishの凄さは音のレンジの広さと立ち上がりの恐ろしい程の速さ、そして中音部のなんとも表現しづらい程の柔らかさと厚み、などなど優れている点ばかりなのに「手入れが面倒」だの「ニオイがする」だのの理由で遠巻きにしてる人が以前は多かったのですが、最近はファンが目に見えて増えて来ました!

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自分の相棒の手入れくらいはして下さいよ!それも、唾液の飛沫や手垢などを濡れたウエスで拭ってやって、後はひたすらセーム革やマイクロファイバー・クロス等で乾拭きしてもらうだけ、たったこれだけの事なんですから。その手入れをしないからニオイがする訳です!!

そしてたまにシリコン・スプレーを吹き付けた布で全体をお肌に油分を与えてコートしてやれば完璧!このHarrelsonの様な鈍い光沢が出来て来ます。

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楽器屋として手入れの悪い楽器を見ると非常に哀しいです。いつも必至でフォローしてくれる相棒を可愛がってやってください。そのオーナーさんそのものを写す「鏡」でもある訳ですから!