いやあもう2月になったかと思いきや、BachについでSchilkeも大幅価格改定 とかでラッパがどんどん高嶺の花になっていますが、絶対にサックスの様にはなって欲しくないですよね!ありゃCrazyでしょ!!リガチャーですら数万円!!!

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それにしてもBach、これ程とやかく言われてるブランドも珍しいですよね。 やれ中国製パーツが使用されてるだの、ヴァルブが2ピースでなくなっただの、昔と素材が違うだの、云々。

揚句の果てにはBachのそれらの部分を改善させて「往年のBach」だと堂々と宣伝する他ブランドの「もどき」モデルが氾濫してきてる訳です。こうなるとブランドとしての主張もへったくれも無い、恥も外聞もかなぐり捨ててのパラサイト!

ますます自動車と同じで、どこのも同じ「音」になってしまってる気がするのです。ブランドごとの「個性」が全くなくなってしまったとは思いませんか?

以前にも書きましたが、Bach, Schilke, King, Conn, Martin, Olds, Callicchioなどなど、French Bessonをコピーしながらも「音」そのものは聞けば一発で判る程にそれぞれの強烈な「個性」があったのですよ、少なくとも我々の学生時代までは。

「音楽」も「人」も「個性」があるからこそ意味があり華があるのではないでしょうか?George Orwellの’1984’に描かれている世界の様な恐ろしさを感じてしまうのは、私の危惧であって欲しいですが・・・。

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そんな人畜無害で蒸留水的なトレンドのなかにあって、我関せずとばかりに淡々と自分の楽器づくりをするTaylor氏は、今私の最も信頼出来る製作家です!

彼の作品は全てのモデルに於いて「一つのカラー」に貫かれています。「音楽」するのに最高の結果を出してくれる「相棒」としての楽器づくり!その為には絶対に妥協しない頑固者の職人魂には畏怖すら感じてしまいます!

そんな彼にも過去には様々な紆余曲折があった訳ですが、ここ最近に来て「結局俺にはコレしかない!」と、ラインや工具、果てはスタッフまでも一新してからの作品は本当に鬼気迫るものがあります!!

それを自分で確かめる意味でも、巷にある彼の古い作品を吹いてからウチへお越し下さい。それは本当に驚く程の違いですから!

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