Taylorからの新作でこのコラムを書く予定でしたが、先々週に一度届いて指のかかる位置の修正で里帰りし、今日それが修正後に再度届いて木箱を開けようとしたところトツギーノしてしまいました!

「HiFiってどんなもんかと」と最初の猜疑心溢れる眼つきが、やがて戦慄と驚愕に変わり、最後は畏怖と喜悦に変わってATMにダッシュされ、タクシーでお帰りになりました。

その代わりというのも変ですが、今回は彼のマッピについて少しだけご紹介しておきます。



先ずサイズですが、大、中、小、極小の4種類しかありません。またカップの深さは、深め、浅めの2種類のみです。「マッピの細部への注文にかけては世界一神経質な」我が国の皆さんからすれば失神寸前でしょう。

ところがそんな膨大な情報で頭の中がパンパンな方が薄ら笑いを浮かべながら試してみたら、あら不思議過去入荷したものは全てそういったお客様が買って行かれた次第です!これには正直私も驚いた次第です。

とにかくユーザーの望むポイントや問題に感じてる点を経験上全て飲み込んだ上での「絞り込み」なんですよ!その一つ一つを潰し込んで行った結果だけに、「唇に当てた瞬間、その馴染み方から先ず衝撃を受ける」「頑張らなくていいんだね」「この音色と音質は驚異だよ」などの評価に繋がるのだと思います。

選択肢の多い、ウルトラ細かいラインナップから一生をかけて悩むのはそれはそれで「美談」ではありますが、「マッピがあるのを忘れてしまう」というのがベストだと思うのですが、如何でしょうか??

さて、もう来年の話をする時期となってしまいましたが、Taylor社からは'Light As A Feather' Projectを進行中です!画像もイメージですが、とにかく「軽量」というFactorにとことん拘ってみようと現在毎日ミーティングを重ねています!



Harrelsonからはやっとこさマッピが「使えるもの」になりましたのでそのラインナップを。楽器の方は例のモデルの「本数分をOn Timeに」をスローガンに画策中です。フリューゲルも3年越しにデビューできると思います。

次回のコラムでそれらの詳細をお伝え出来ればと思っています。お問い合わせは、いつもの様にメールでお願い致します。

追伸:というコラムを書いてるところにTaylorより'Oval'の'Dark Sounding Ver.'が到着しました!ストックリストにも載せてありますが、中域から低音にかけての厚みと全域での実に滑らかな響きが特徴です。是非吹いてみてください!