さて今回はTaylor TrumpetのChicago Customです。先月末の到着予定が遅れてしまって恐縮です。

過去(2012年春頃)までに日本に入って来たものとは全く違うものになっているというのは前回もお伝えした通りですが、このChicago Customも以前は本人曰く「日本人にとってGigの後で自分のクルマまで歩いていけない程にタフな楽器だったかもしれない」と。



というよりも少々「燃費の悪さ」が目立ったかもしれないと。これは私の廻りの諸氏も同意見で、「音の良さは際立っているのに、1セット目で歯が立たなくなる」「急に制御不能になる」等「鬼の様にしんどい楽器」の代名詞みたく思われていたフシがあります。



やはり癪ですけど今回のオリンピックじゃないですが、体格の差や体力の差と言うのはやはり歴然としてある訳ですよ。これだけはどうしようもない。

そんな彼等と全く同じ仕様のものを輸入して、まんま日本のプレーヤーにどうぞ!ではそんな評価になるのは当たり前の事です。無理してガバガバのパンツやシャツを着てたって、「根性論」ではどうにもならない訳です。



そこでリードパイプやベルのシェイプなど全てのDetailsを新たに設計し、TubeやPlateの製造レベルまで新たに見直して出来上がったのが今回のモデルです。(何と本家のラインナップもこの路線にシフト変更中!)



Taylor本来のサウンドを更に磨き上げたこの響きを実感してください。しかもこれほど楽チンな吹奏感は驚異的だと思います!

徹底したHand Made, Hand Tuneに徹底して拘るTaylor氏にしか成し得ないこの究極の完成度はまさに英国のCraftsmanshipの凄みです!じっくりと堪能してみてください。



今後はこのChicago Seriesを軸に、オリジナル・モデルを展開して行きます。そのモデルへのご要望など是非ともいつもの様にメールでお寄せ頂けると有り難いです。よろしくお願い致します。