前回でお伝えした通り、Fabrizio Bosso氏のHarrelson Trumpetを現在製作中で、細部のDetailsを詰めているところです。
ベースとなるのはこのSummit Midnight Mdl.ですが、仕上げはBrushed SatinのRaw Brass FinishにしてLeadpipeはかなりテーパーの広いものをセッティング。



とにかくこのベルはテーパーが非常に緩やかで、まるでフリューゲルみたいでしょ。これをJeremyに吹かせてもらった時の印象が余程強烈だった様で、ベルは絶対にコレ!と。

Bosso氏は今まで数々のブランドのを使って来たが、どうしても楽器による色んな制約がストレスとなっていたらしい。
今回の来日時もいつものMartinだったけど、「悪くはないんだけどね・・・」と。「更に前進し更に昇華する為」にはそれを可能にしてくれる楽器が必要、と。



確かにMusicianとしてもTrumpet Playerとしてもあれほどのポテンシャルを持った、おそらく「今一番鳴ってるラッパ」である彼にとっては、在来の楽器は少々「役不足」なのかもしれない。

早くも同モデルのオーダーをもらってますが、夏休みの前後には完成するはずですので今しばらくお待ちください。

同時にやっと5MM Modular Mpc.が各種入荷します!リム、カップ、スロート、バックボア、シャンクの5ピースから成り、何とギャップは0.5mm単位で調整できます。
当然ながらHarrelson TrumpetにはこのマウスピースがIntonationを初めResponse, Sonorityなど全ての点でMaximumな結果を出してくれます。



最後にデビュー以来好評のPosseggerから、こちらも開きの相当に緩やかなベルを使用して非常にDark & FatなVoicingのNew Modelが到着します。こちらは今月中には間に合うはずです。
Possegger独特の「濡れた」音、軽やかで柔らかな「唄える」響きはこのモデルでより「肉声感」を強調できると思います。(画像がないのでArchiveで失礼します!)



以上、各詳細はいつもの様にメールでお願い致します。