新年が明けてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

一発目、たまにはNational Brandもという訳で、思いっきりポピュラーなBachで行ってみようと思います。



昨年たまたま見つけたMボアがメチャクチャ良くて、常連諸氏からも依頼を受けて探しまくったものの、大抵そういう時はどこにも無いもの。
仕方が無いので次回分に期待して待っていたところ、今年に入って数台が見つかり、先ず最初に届いたのがこのラッカー仕上げのです。
ちなみに今後入るものの中にはシルバー仕上げやGBもあるので、お楽しみに。

このMボアって、何故か日本では全く見かけないでしょう?ML/Sが神格化されてるんだから仕方無いでしょうが本国では意外にユーザーが多いモデル。
コンパクトだとかパワーが無いとか言われてますが、その大半は一度も吹いたことも無い人による「神話」でしかないでしょう。
前回のもそんな先入観満杯で吹いた人が吹いた途端にいきなり黙り込んでしまい、その結果世界中を探しまくる事となった次第です。



それもそのはずで、Light仕様でこの手のベルといったら、あのCommitteeと非常に似てる訳ですよ。
まあその辺は、実際に吹いて確認した方がいいでしょう。変な先入観無しでね!

でもBachって相変わらず粗っぽいツクリのが多いですよね?メイン管は極端に固いか極端に緩いかのどちらかだし、よく見るとリードパイプは弓なりだし、各スライドはすきまがあるし、
など等、そのままではちょっと、というのが非常に多い。普通メーカーに即返品するべき状態のが堂々と売られていたりするのはどうかと思うんですよ。
だから「日本人には判らないんだ」とそんなのを平気で送ってくる。 それが結局メーカーとしての全体の製品クオリティーを下げてしまう結果になると言うのに。



だからBachは新品で買った場合でも「必ず調整してから」というのが鉄則!ほんの小さな部分をケアするだけで驚く程の違いが出る訳!

あたりまえのものをあたりまえの状態にしてやるだけでいい訳で、それをしないで「選定」なんかしても意味が無いんですよ。ケアすればその順位は完全に変わってしまうのですから!

その違いは吹いて確かめて下さい。なにせ留守がちなものですから、詩奏のご予約はいつもの通りメールでお願いします。