Weberのデビューからホント色んな方に吹いてもらった訳だけど、実にたくさんの意見を頂戴して来た。



中には目が点になるものも多いけど、パツラという実に厄介な楽器に取り組む真剣なプレーヤーの真摯な意見は本当に有り難い限り!「ピッチはもはや442じゃないの?」「いや440でしょ!」とかに始まり、「このFatな音色のままクリアなヌケが欲しい」だの「セクションとソロとでサウンドを変えたい」とか相反する要素を一本の楽器で実現させてくれ、なんて「よくそんな事を気安く言ってくれるじゃないの」とWeber氏共々頭が空中分解しそうな日々を送ったりしたけど、その都度一個一個を潰し込んで行ったら凄いのが出来た!って感じ。



それにしても国内の「パツラ吹き」の中で、はっきりとした「自分」、目標とするサウンド、など確固たる「自分」を持ってる人がいかに少ないかを実感したよね。「本」「プレーヤー」などの意見に頼ってしまって、「この人にこれは無理」と思うのを吹きもせずに指定するなんてのが非常に多い。パンツもTシャツもサイズがあるのに、「〜モデル」に弱く、コレ持てばあのプレーヤーになれるという「蜃気楼」的ロマンチストがね。



反対に「オレはこれ!」と言い切れる人は、例外無く「吹ける人」だった訳さ。ブレが無いからリクエストされるポイントも実に的確!だから結果も強烈な訳さ。



自分表現の一手段である「音楽」は「自分」にしか出来ないはず。もっと自信をもって「楽器」という「道具」を選ぶべきじゃないかな、と痛感する次第。