8月もお盆というのにこの酷暑!ホント暑いやね。しかし毎年この時期、都内は青空が凄くキレイなんだわ。本来の東京の空はこうなんだろうなと思うと複雑な気分。

先日久々に来てくれたプレーヤーと話していて思ったんだけど、ミュートに対して無頓着な人が意外にも多いってこと。
メーカーによるサウンドの変化は当然ながら、ピッチや音色のベストなポイントにセッティングする為のコルクの調整や交換を全くしない人が非常に多いやね。

大体ひとつのミュートは一つの楽器(ベル形状)に合う様に調整しなきゃいけないってこと。だから楽器変わればミュートのセッティングも当然かわるから、ホントは楽器の数だけ必要になるやね。



ところがいちいち面倒くさいし出費がかさむとばかりに一つのミュートで全て賄おうなんて強者が多い。でもそりゃ土台無理な話さ。もっとヒドいのはミュートに合わせて楽器を選んでしまう人!本末転倒甚だしいにも程がある!!

頭の大きな人が無理してかぶってる帽子みたいな状態で平然と吹いてるあんた!一度自分でベストなポイントを探しつつペーパーで削ってみなよ。交換が必要なら信頼できるリペアマンにお願いしてみ。
すると驚く程にサウンドが変化するし、イントネーションも完璧になるから!「ああこの音だったんだ!」と絶対に驚くからさ。

あとミュートも楽器なんだから、ちゃんと手入れもしてやらないとね。ボコボコ、クチャクチャのを「音が良いから」と使ってる人の品格を問われるちゅーの!でもこのボコボコも、メタルのスネアにあるハンマリングみたいに整然とやるとこれが効果絶大なんよ!昔Jo-Ralのコパーを銅の鍋なんかを作る職人さんに叩いてもらって「数の子」みたくしてもらったことがあるんだけど、音ヌケ、音の厚み、音量までがまるでベールを一枚剥がした様にHi-Fiになったんだわ、これが!それは今も店に飾ってるけど、こいつは一度やってみる価値はあると思うよ。でも接合部をちゃんと元通りにしないと息漏れや鳴きの原因になるから要注意!素人療法は禁物だよ!

さてこのお盆期間は、試奏希望の方は電話でなくてメールで連絡ください。その時間は出て来ますから!