年末の慌ただしさを前にWeberの新作がやっと到着した!
外観上の違いはホントに判別できないと思うけど、下のアングルから撮ると多少は・・・???



入り口からベルまでのスペックが全部変更してあるんだけど、0.1mm単位では肉眼ではねえ。吹くと誰でも判るくらいに違うんだけどさ。

とにかくマッピのシャンクのホールド性からリードパイプのテーパーに厚み、メイン管の上部と下部でのボアサイズ、ピストン各部の形状と材質、ベルの口径はもちろんテーパーと厚み、などなど徹底的にBrash Upした結果がコレ!



マッピってさご存知の通り、すでに楽器の一番始めの入り口なんだけど、それがメーカーによってギャップや厚みなどがてんでバラバラでしょ。しかもプレーヤーごとに息のスピードや量が異なる。こういう不確実なポイントが入り口からして山積なんだよね。



そいつを一個一個潰し込んでいって、プレーヤーのテイストや技量も含めてパターン化した訳さ。そして用意したパーツによってそのパターン毎に最適な組み合わせを提供出来る様に仕上げていく。要するにホントの意味でのPersonal Fitする楽器を提供する様にしたって事!こっちにとってはコレ又大変なんだけどね・・・。精度もはんぱないしさ!



例えばベルの径って大きければ「〜な音」なんて固定観念があると思うんだけど、実際色んな組み合わせでやってみたら、素材の厚みとのバランスが非常に影響するってことが判った訳さ。
いわば写真で言う「露出」「ライトバリュー」と同じで、「絞り」と「シャッター速度」の一方がTステップアップすれば片方はTステップダウンするって具合にね。そうして「好み」の露出値を決定する訳。

そういった一連の「好み」の部分をひとつひとつ連結していったのがその人の楽器の「最終型」となる。そして自分のコンディションや演奏するジャンルによってもその組み合わせが自由に変えられる訳!

まあ文字で説明するにはこういうのがせいぜいなところ。じっくり吹いてくんなまし!!