ウチのWeberやGerdtにベストマッチするマッピを探すうちに、今までにないセンスと技術を持った新しい感覚を備えた製作者が結構出てきているのに驚いた。
もちろんWeberなどマッピも作っているが、個々の楽器にテーパーやドリルサイズなどを完璧に合わせて作るので、ある意味「その楽器専用」になる訳。
そこでもっと汎用性のあるマッピを探した結果が、ご存知Wedgeと今回紹介するPatrick Mouthpieceとなった次第。

で、このPatrickはSteve Patrickという現役バリバリのプレーヤーが設計したもので、有名なLOUD社のトランペット部門をまるごと引き継いだ訳さ。
ところがマッピとしての完成度が凄く高くて、既存メーカーのモデルで「ここがこうならなあ!」的な現役バリのパツラ吹きならではの「カユい所に手が届く」仕様が実に的を得てるんだよね。
仕上げもすごく気を遣っているのがバックボアやカップのフィニッシュを見れば一目瞭然。しかもPlaterはあのAnderson社だよ!
アメリカ国内じゃ抜群の仕上げの良さで昔から有名だよね。それだけにコストがかかるので最近ではココに出すメーカーは珍しいかも。

ラインナップはBach社に準じてる"Classic"と、Steveの本領発揮の"Commercial"の2つのシリーズに分かれている。
通常のシェイプなのに結構手にズシッとくる素材の重さからも、凄く厚みのあるサウンドでProjectionが強烈!

月末には全モデルが揃うので、先ずは吹いてみれば!