家で夜にゆったりと音楽聴く時、Clark Terry"Clark After Dark"と共に定番になってるのが"Tutti's Trumpets"。で、意外にもこのUan Rasey氏のことが余り知られていないの で、ちょっと驚きものなんだよね。

"Play it reverently with a nice sound" これはそのUan Rasey氏の有名な言葉だけど、最近は’ひでえ音で暴力的な’演奏ばかりで、氏の様な心に無防備に沁み込んでくるプレイは近頃とんと聴け無くなったよねえ。たとえば'Chinatown'のサントラとか聴いてるとホントあの時代のプレーヤーっていい音してるよなあってツクヅク感動してしまう訳。いわゆる音に「響き」があるっていうか、シズルがあるっていうのか、「音」そのものの説得力やポテンシャルが凄いんだわ!しかもたっぷりとLaid-Backした空気感!こういうのって音楽の最も大事な要素であり力だと思う。

Tutti Camarataの"Tutti's Trumpets"の他には、Glen Grayの"Shall We Swing ?"、Benny Carter の"Anything Goes"あたりで巨匠の演奏が聴けるけど、なんたってMGMのミュージカル作品のほとんどであの素晴らしいサウンドが響きまくってるから要チェック!"That's Entertainment !"の中のMGM Symphony Orchestraのカットでは本人がチラッと映ってるからね。

さてWeberのニューモデル!詳細は次回にして、とにかく先ずは何の先入観も無くこれを吹いて欲しい。その違いはとにかく誰にでも判るくらい明らかだから!