いやあ昨今の円高傾向、日本にとっては強烈に厳しい状況だけど、こと楽器を「買う」方にはまさにチャンスな訳だよね。まあ楽器本体の方はアタリ・ハズレはあるし、購入後のメンテに金がかかちゃうなんて事にもなるからあんまりメリットないかもしれないけど、ことマッピなんかの小物に関してはまさしく今が「買い」時なんじゃないかなあ。国内で買う価格の半分以下なんてのもあるからねえ・・・。



で、よくニュースで伝えられる為替レートなんだけど、$1=¥90 なんて時に、たとえば$100−のものを買う場合に単純に掛け算して¥9,000−だ!なんて喜んでるとあとでショック受けることになるからね。あのレートはいわゆる「仲値」ってやつで実際は+2〜+3になりそれが銀行なりの儲けになる訳。しかもその代金に送料や関税、消費税などが加算されるからその分も計算にいれておかないとね。特に「皮革製品」扱いとなる革のケースなんかは課税率が高いから要注意!



ウチの扱うWeberやGerdtもホントにこのレートの差がモロに出てしまう。だから価格がその都度変わってしまうんだわ。たとえばユーロなんかだと¥165−あたりだった一年前と、現状の¥130−では2割以上の開きが出てしまう。幸いウチのWeberやGerdtの場合は「卸」をやるほど本数作れないから店頭でしか販売しないので、いわゆる「定価」「卸値」がないから文字通りその時の「時価」で販売するけど、「定価」の設定してある他メーカーの楽器は色んな意味で大変だと思うよ。

ま、そんな意味で、この厳しい御時世、「売り手」「買い手」ともにまさしく「リーズナブル」な理にかなったビジネスしたいやね。