久々にGerdtのコルネットが到着。今回のはイエロー・ブラスのベルでベル・エンド部を大きく曲げて、チューニング管からの巻きも全体的に緩やかになったニュー・モデル。レシーバーやゴールド・ブラスのリードパイプなど細部の仕様やスペックを変更してより厚みのある、よりフォーカスされたサウンドになった。しかもティルトしたフックやチューニング管のストッパーなど完全に実戦向きの仕様に仕上げてある。
コルネット・プレーヤーの悩みである「選択肢の無さ」、その為イントーネーションや音色に常にフラストレーションを抱えながらも結局「定番」を使わざるを得なかった。という切実なコメントはいつも寄せられていたけれど、それは製作者であるGerdt本人や同僚が一番痛感していた点でもあった訳。それら一個一個の問題点をクリアして潰し込んでいった結果がこのモデルだけに、もはや何も言う事も無いやあね。コルネットという「素晴らしい楽器」を吹き続ける「素晴らしいプレーヤー」の為に!