さて今回はGerdtについて。
タイプとしては画像のとおり大まかに4種類ある。(画像1〜4)

 
画像1                    画像2

 
画像3                    画像4

ちなみに巷で言われてるNLSはNew Leadpipe Style、TBSはTunning Bell Styleの略。毎回こんな長ったらしい単語をのっけるのが面倒なので便宜上短縮してるだけで、あくまでモデル名ではないのであしからず。

個々のディテールは過去のコラムで紹介済みなのでそれを見てもらうとして、今回はBb,C管はもちろん、Eb管、コルネットやフリューゲルに至るまでのアーカイヴ画像をじっくり見てもらうとしよう。








とにかく彼の楽器に対する思い・情熱はウチにクリソツで、パツラ談義を始めると止まらなくなってしまう。しかもこちらの出す色んなアイデアに対して絶対に"No"とは言わない。先ずは"Try"してみる、と言った後忘れた頃にそのプロトを送ってくる訳だけど、それが毎回驚くほど完成度が高い!実戦で自分が使ってみて、ブレイスの位置からベルのバランス等々をその都度追い込んだ上ではじめて送ってくるのだから、当然ハズレが出る訳無いんだけどね。揚句に「この楽器を、あのホールで、この編成で、この曲を吹いたときにはこういうサウンドになる」というのを毎回CD-Rに落として送ってくるんだから、こりゃもう「恐れ入りました」でしょ!だから逆に言えば、ある程度以上のレベルで無いと彼の楽器の凄さは解らないだろうし、コントロールできないと思う。同時にこちらにとってはそのプレーヤーのレベルが一発で解ってしまう訳よ!






そんな彼のプレーヤーとしての凄さは、どれ程のもんやねん?てか!それは多分来年「寿司を食べに」やってくるので、そん時にでも目の前で体験してくれればいい。「銀座のツーリスト向きじゃない寿司屋」とはよく言うぜ、ったく!



この腰の抜けるほどヘタクソな写真はSWCのクロ。現地のおっさんが「こんなん出ましたけど・・・」とばかりに送ってくれた画像。手前の毛ぐらい取ってから撮影すりゃいいのに、と思う反面このSWCのハンサムぶりに驚いた次第。SWC/Mも同様のがあるって言うので早速仕入!修理・調整からの退院後はまたこのコラムで見せびらかせ致しやすんで、よろしく。
でも、ことライカではクロのペイントは天文学的価格で取引されてるのに、我らがハッセルブラッドでは何故かシロの方に人気が集まってるんだよねこれが。でもどうよこのハンサム加減!過去の画像(500CM)も参考までに見て欲しいんだけど、何とも迫力ある雰囲気と独特の手触りなどツルピカのシロ(クローム仕上げ)のとは全く違う「景色」でござんしょ!