最近WeberとGerdtについての問い合わせを非常に多く頂戴するが、諸説風説入り乱れてホントの事が伝わっていないことも多い。で、今回は先ずWeberの説明を少ししてみよう。
最初にモデルの違いだけど、外見上はほぼ全く同じスタイルなのでどれがどのモデルかの見分けが付かないと思う。例えばこの2点の画像をみても構造は全く同じ。実は一方はスタンダード・モデルでもう一方はライトウェイト・モデル。





現状は、この2モデルに加え今秋よりヘビー・モデルがデビューするので、合計3タイプのラインナップとなる訳。
このスタイルのWeberも今年でデビュー後5年目になるんだけど、実際のところ各プレーヤーの意見を取り入れて行くうちに細かなレイアウトやベル、ヴァルブの設計、素材、地金の厚みや硬さなどなどが初期モデルからすると相当変化していった。ここに来てやっと完成形にたどり着いた訳だけど、外観上はほぼ変わらない訳。









次はリードパイプ。実に色んなジャンルのプレーヤーからコメントを得て各モデルごとに最もバランスの良かったテーパーをセットしてあるが、もちろん後からの交換は可能。



画像はそのスッタモンダの変遷の歴史で、スタンダード・モデルのものだけでこんだけある。そうして選ばれた一本のテーパー・タイプのリードパイプを各モデルごとにセッティングしてあって、それを基準にテーパーの広がりの大きいのと小さいのが選択できるって訳。
さて、あとはベルやヴァルブについてだけど、これらもいずれ細かく紹介していこうと思う。でもとにかく各モデルごとには、其々最適な組み合わせでセッティングがなされてるので、まずはそれをしばらく吹き込んだ上でのカスタマイジングを考えて行かないと混乱してしまって解らなくなってしまう。ほとんどの場合、交換の必要は無いと思うけど、じっくり取り組んで下さいましな。オリジナル・オーナーには、例え最初期のモデルであっても現行型にカスタマイジングするケアはいつでも受付けてるから御心配無く!