今回は写真のとおりAlexander社のロータリー・フリューゲル。
ヴァルブ・セクションなどまんまフレンチ・ホルンで、仕上げがなんとも美しい!

 

で、キモはやはりそのサウンド。パツラのダーク版としての認識しかないのなら、この音の美しさは絶対解らないと思う。とにかく別物ですよ、パツラとは!当然シャンクはジャーマン・シャンクだから普通のアメリカン・シャンクでは使えないし、フォルテッシモしか吹けない人が吹くと楽器側に拒絶される!吹き手にそれ相当の覚悟を要求してくる楽器ってのは、コビコビの楽器全盛の現在、実に爽快!

 

ちなみに日本で、ズージャをロータリー・フリューゲルで吹けるのは吉田憲司氏ただ一人。かれのナイーマを聴いてみなよ!