何かこのフューチャリングがえらい好評でヒット数もやたら多い。この場をかりてお礼申し上げます!
さて今回はKanstulのこのモデル。ニッケルメッキとラッカーのコンビという風貌からピンとくる様にこれはConnの名機Constellationのコピー。ボアもMでベルは5 1/4インチとまんまのスペック。1番と3番のストッパーや1番のトリガーもここまでやるかのクリソツ仕様。



ヴァルブもメタルガイド付きでフラット・ボタンの”鳴り”に配慮したもの、といたれりつくせりだ。オリジナルの鎧付きのピストンがヒヨヒヨ鳴くトラブルが多かったがこれで悩み解消って訳だ!
唯一違うのがベルの巻き。オリジナルのようにヴァルブ・ケーシングがノッポでないから、普通のコンパクトな仕上がりとなっている。



さて問題はサウンド。結論からいってゴイスのジラレナイシン!どこかの国のMボアと違って、鼻にかかったペラペラサウンドでなくエッジのあるパワフルな音なのに厚みがあってピアニッシモでも音像ボケもなくサブトーンもバッチリ出せる!息を入れていった時にあのコンスト独特のブリリアントな倍音が響き渡る。まさにジキル&ハイドの二面性、そうあのコンストの魅力がここに復活してるのだ!しかも前記ハード面の改良とともに、オリジナルにあったイントネーションの問題もクリアされてより洗練されたサウンドに仕上げられている。



学生時代の楽器庫にズラッと並んだコンストをみて、ダサイ格好に腰が抜けたが、いまだに根強いファンがいるのも事実。というかやっとプレイする側がつかいこなせる技量・奏法を身につけてきたからかもしれない。いずれにしてもマットウな細管がない現状、こいつは相当強い味方となってくれると思うよ!