3月28日は六本木ピットインにて高瀬龍一ニューアルバム"Turn Around"の発売記念ライブを行ったが、ファンの皆様のおかげでほぼ満杯状態で大盛況のうちに終わることができ、この場を借りてお礼申し上げます!

さて、今回のフューチャリングはWeber のCustom Flugel Hornである。
ウンチク語るのもじれったい位、これは吹いてみないとワカラナイ。でもあまりヒトには吹かせたくない、極論すれば売るのがツライと思える久々の9回裏満塁ホームラン的完成度を持ったモデルである。


ミテクレはモネのデキソコナイ的ではあるが、デザインからすればこちらの方が数段洗練されている。サウンドとスタイルがこれほど一致することは先ず無い。ケノンのいなかっぺサウンドに対しこれはまさしく都会的遊び人サウンド!?カッコイイデザインそのままの全域に渡って非常に吹きやすい、しかも重くなり過ぎないメローな音。

最近デザインのためのデザインの様なキワモノが蔓延っているが、”カッコイイ”デザインというのは全く無い。結局100年前のベッソンから何も変化も進歩もしてない訳で、オモリやヒレ、皮膚病処理(?)あたりでお茶を濁す程度だった。この手のは金満アマチュアが格好の餌食になり「音の変化」が例え「音の劣化」となっていてもそれを個性的と誤解し買わされてしまう。

もうこんなのウンザリである。人間が良いと思う音は歴史の影響を受けないが、デザインは時代と共に変化・進歩すべきであると思う。その意味において、このウェーバーはSophisticated されたセンスを感じさせる逸品だと断言できる!