高瀬龍一がパツラを替えた!チンマのカスタムをやめ、カンスタルやスカッドウェルなど彼の好みのベルやスライドなどをセット・アップした文字通りのカスタム・メイドに替えたのだ!奇しくもウォレスもシルキーのボディに某製作者のベルをくっつけたオリジナル(?)モデルに替えたし、ようやくプレーヤー自身が自分だけのVoicingに目覚めてきた。

思えばマイルスが亡くなって十年を超え、やっとマイルスからの脱却が始まったのかもしれない。サックスではテナーはブレッカー、アルトはサンボーンのクローン達が席巻してるけどトランペットもいまだにマイルスやチェットのクローンが多いのも事実。特にアマチュア諸氏はごひいきのプレーヤーが使ってるモデルやシリアルまで完全にクローン化してしまう。一体あんたは誰なの?とひいてしまうが、もういい加減「ものまね合戦」は止めようよ。もっとオリジナリティーのある音楽をやってくれー!!マネしても所詮本家を超えられる訳もなし。

そんな意味からもこんどの高瀬龍一のライブ・レコーディングはぜひ足を運んでほしい。楽器も音楽もすべてが彼の、彼自身のオリジナリティーを強烈に感じ取れるだろうから!(11月22日 金曜日 六本木ピットイン)高瀬氏のマーティンは希望者殺到のためオークション制にします。詳しくはTELにて!