コーンの銀ベルがゴイスーだ!なぜか・・・?そこで、銀ベルの製造パターンを紹介することにする。銀ベルには大きく分けて3種類の製造法がある訳で、

1、電鋳
電気分解によって銀をベルの型の上に付着させる方法。当然シームレス。いわば”ちくわ”的製造法。

2、圧延
銀のチューブ状の管をビローンと延ばしてベルの形に成型する方法。これもシームレス。”飴細工”的製造法。

3、板金加工
銀の板を通常の真鍮ベルと同様に叩き出して成型する方法。これはくっきりシームが残る。

以前某メーカーの銀ベルのほとんどにベルのケツが修理された跡がくっきり残ってたけど、1,2、の製法だとベル厚が極端に薄くなり、輸送中に大体イカレてしまった訳。当然分子間の結合も粗だからペラペラ・サウンドになってしまう。ところがそのメーカーのデモCDで吹いていたあちゃらの有名プレーヤーのはしっかり3、の製法で作られていた。そうとも知らずに飛びついた一般プレーヤー達は”なんか違う?”の念を抱きつつもやがては中古楽器店へと赴くこととなる、といった悲しい物語を生んでしまった。で、今回のこのコーン。なんと3の製法でつくられてるのでありやす!!!吹けばその差は歴然!チンマやマンバを神と崇める諸氏には見向きもされないかもしれないけれど、わかる人がわかればいい訳で、とにかく吹いてみれば?でもテクノロジーの進化っていったい何なんでしょう?1,2、の最新技術(?)が伝統的な3、の製法に及ばないなんてねえ・・・。