Hasselbladに関する名著と言えばこの2冊、
'Hasselblad System Compendium'  と
'The Hasselblad Manual'。

前者はカメラ屋と自称「ハッセル通」諸氏のネタ本として有名で、ボディ、レンズ、アクセサリーが時系列に網羅されている。大体、この本の一部をコピペしてるだけの記事が殆ど!

後者は実際に現場で撮影する人の為に、実に痒いところに手の届く実戦的で丁寧な解説がなされていて、私も非常にお世話になってる名著!

book

だから前者は「写真機家」、後者は「写真家」の為の書籍と言えるかもしれない。

で思うのは、巷で後者の内容については全く議論も引用もされない事。現在ではこうやった方がいい、とか、それは?ページに詳しく出てる、とかがネットでも殆ど見かけられない。

だからHasselbladはLeica同様、骨董収集家のものになりつつあるのか、と思う次第。

カメラ屋にとってもレアモノ、キワモノをCompendiumから引っ張り出して、あたかもそれが最高なんだと言わんばかりに盛り上げまくって、値段もついでに上げまくってボコボコの個体を売る!

例えば80mmの6枚玉と7枚玉。
Hasselbladがわざわざ1枚増やして「改良」したのに、6枚玉が神格化されてるでしょ?
本当に撮影する人なら間違いなく7枚玉を選ぶでしょうが、コレクターにとってはその描写の違いはわからないだろうし、又どうでもいいんでしょうね。何故ならレアモノを所有する事こそが目的なんだから。

でも個体の美しいのはベツ!ウチはとにかく「
美品」に拘ります!外観がキレいな余り使われてなかったものは内部のパーツも劣化していない事が多く、一度オーバーホールしてやれば新品時の精度が蘇るから。

camwra

ところがヤレた個体はそうはいかない。ヘリコイドやガヴァナーやシェルも摩耗、劣化してたりで再起不能な場合が多くて、今後のハードユースにはとてもじゃなく耐えられない。保湿庫に飾られっぱなしならなんとかなるでしょうが?

とにかく一度Hasselblad Manualをじっくり読んでみてください。メチャクチャ勉強になる上に、このカメラでなきゃならない理由がよーく解ると思います!

osirase

*************  その1  ***************

インスタグラムの操作がよくわからん!と連絡もらったので、今後はこのお知らせ欄でも「おすすめ」の逸品を紹介していきます。

今回はコレ!
500C Late / C.80mm Kit のPerfect MINT !

hassel

今年に入って集まった数台のラスイチです!
内部パーツもほぼ新品のままで、グリスアップで「この時代のでこんな調子のいいのは過去なかった!」と修理の方に言わしめたエッジの効いた個体!レリーズ音から全く違う!!
画像は到着直後のです。調整から戻ってきたら更に凛とした表情に!気のせいかもしれないけど??

*************  その2  ***************

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