先日久しぶりに古くからのお客様で元報道カメラマンの方から連絡があった。彼の撮る写真はホントの「プロの写真」で、そのキリッとした端正な仕上がりは私も完全にRespect!
その彼が「SWCのデジタル化計画」にあたり、機種選択で非常に悩まれてるって訳さ。その一つが「メートル vs. フィート」!

これは以前にも書いたけど、「あまり気にする必要はない」というのが私の結論。

例えば、自分の思う「1メートル」を両手拡げて再現してみて。そんでそれをメジャーで測ってみてください。どうです?今までこれをやった人の8割以上の方は、大体70センチ〜80センチくらいで「ショート」気味なんだよね、これが!

その感覚で「目測」しても全く意味がない訳で、大体SWCのパンで深度内に納まってしまうので、近接以外で「数センチ」を切ったはったした事がないんだよね。

反対に「目の敵」のフィート、これをWikiしてみると、いきなり裸足の写真が出てくる!いいねえ、こういうの!およそ30センチで、その12分の1が「1インチ」、3倍が「1ヤード」。

そう、この足ひとつが「1フィート」!それでいいじゃないの。デタラメの「メートル感覚」より実際に「足何歩分か」で測った方がよっぽど正確!
要は自分の基準となる「長さ」をもとにしてその何倍かなどで、正確な「距離感」を掴める様に修行するしかないでしょ!

ここで「じゃあ25.5センチのオレはどうなんだ」とか言う人が必ず出てくるんだよね。お願いだから頭使ってよ!「靴を履いた」自分の大きさを測り、30センチとの差を演算すればいいでしょ。

まあともあれ、SWCはもっと気軽に使って欲しいよね。あのコンパクトさとレリーズ音の小ささ、それらはSWCだけのものなんだしさ。



ところで「ワイパーキズ」、フイルムではカメラ屋さんがよく使う常套句「撮影には影響ないよ」はことデジタルでは通用しないとか!今回の件では、デジタル化して仕事しまくってる最前線のカメラマンに訊きまくったんだけど皆さん同じ事言ってた。だから「903の前までのワイパーキズのないものを片っ端から集めまくってる」らしい。「ビオゴンの代わりは無い」かららしいけど、我々アマチュアには切実な問題だよね。

さて今回は、定番の500CM Kit。最近また巷のキットのレベルががっくり下がった気がする。修理するにも規定料金内では納まりそうにない代物ばかりだよね。