ようやく夜が涼しくなってきて、なんとか又「写欲」も出てくる気候になってきたけど、ホント今年の夏はクレイジーだったよね。
銀座じゃ三越がリニューアル・オープンで又また人出の多い事!プレオープンの日なんか地下のメトロの通路は東銀座まで埋まってて何事かと思ったほど!
この暑さをもろともしないあの「オバさん」達のパワーたるや計り知れない!恐怖すら感じてしまうやね・・・。

で最近、一時はなりを潜めていた「一眼野郎」がやたらと目につく様になってきて、しかもそのほとんどは「デジタル一眼」なんだよね。
CannonやNikonの重そうなズームをくっつけて、日本人のみならず外国からの観光客までがガンガン撮りまくってる訳さ。
ああなると我ら「銀塩派」なんて、なんとも肩身の狭いもんで、シャッター音で彼等は軒並み驚いて「何だこりは??」とばかりにジーッとこちらを見つめてくる。
なんか禁煙のレストランにタバコを持って入った時の様に、まるでヤンバルクイナでも見てるような目つき。こりゃ堪らんでしょ!

しかしこちとらとしては、あんな「家電製品」は「記録機(レコーダー)」であって、少なくとも「写真機」ではないと思ってる訳で、大体撮ったその場で画像をチェック
してミスショットは削除なんてのは余りに安直過ぎないかい?きたねーよ!!

撮影した後にフィルムを現像に出して、それが仕上がっってくるまでに味わう、まるで受験の合格発表の様な緊張感と期待感なんてのは我ら「銀塩派」にしか
味わえない訳。悲喜こもごもショックを受けつつ露出やアングル、ピントといった問題点を「今度こそ!」と反省しつつ「憶えていく」という一連の「成長過程」(?)
なんてデジタル派にはあんのかなあって思うんだわ。それに「一撮入魂」じゃないけど、1コマ1コマのMoJoの入り方は全く違うと思うんだけどなあ。

「後加工」でなんとでも「なってしまう」なんてのは一体どうなのよ!化粧済みのショットだけを残して、反対にミスショットは消えて、偏差値はそりゃ上がるわなあ!
もっと原寸大の自分を学習しろや!

とにかくまだまだ「銀塩」でなければ撮れないもの、ってたくさんある訳で、じっくり時間をかけて自分の本当の腕を磨いておこうよ。

今回のオススメは「定番」のキット。いやしかし最近このクラスが全く出てこなくなったよねえ。かといってスープがダメな時のラーメン職人じゃないけど、ハンパ
なのは置きたくないしねえ・・・。