前回のコラムで予想した恐怖の暑さが遂にやって来てしまい、一気にテンション下がりまくりの今日この頃・・・。5月でこれだと一体梅雨明けからはどこまで行くのやら考えただけでも恐ろしい!

さて、今回はハッシー・フリークにとって最も安価なんだけど非常に大事なアクセサリー、ダークスライド(引き蓋)について。



画像の通りこれはホント幸薄い存在で、大抵このような哀れな姿になってしまう。先ず皆困るのがコレを抜いたあとの定位置。尻のポケットに入れたはいいが、それを完全に忘れて座ろうとした時に悲鳴が轟く!又は野外撮影で岩の上に置いたはいいがそのまま置いてけぼりにされる。景観地に謎の金属片がポツンと放置されてるのは中々哀愁ある風景だけどね?
そこでホルダー付きのマガジンとか、二度と剥がれない両面テープで貼り付けるタイプのホルダーを、となるんだけどあれはどうにも許せない!あんなロボ・コップみたいな表情のマガジンなんてねえ・・・。引き蓋と本体、一体どっちが大事なの!

経験上、胸ポケットが最も安全!携帯ストラップの長いので首から吊るしてる達人もいる。あとはカメラ・バッグに定位置を作って「抜いたらそこへ」を体に覚えこませるか。でも一番いいのは、マガジン交換を頻繁にしないなら「必ず抜いて」家に保管しておく事だ。よくある「光線漏れ」は入れっぱなしでテレンプにクセが付いてしまうのが原因なのがほとんど。何せ薄いアルミ箔を山に折って、そこにスポンジ(テレンプ)を置いてあるだけだから、安物のふとんみたく簡単にセンベイになってしまう。1000F,1600Fなんかのシャッター膜があるタイプは、以前書いた様に巻き取り時にフィルムのエッジで膜を傷つける可能性があるので、巻き上げには必ず引き蓋入れて膜を保護してやった方がいいけど、500C以降のはフラップがちりめん塗装や樹脂加工してあるから心配なし!とにかく「マガジン交換しないなら常時抜いておく」でいいんじゃない。あと予備の引き蓋を用意しておくこと!1,000円くらいの出費をセコるとエライことになる。消耗品なんだからさ。

さて、「今月の一台」。定番の500CMセットのバリバリ!こいつが全ての入り口。ハッシーの全ては結局こいつをどれだけ使いこなせるかなんだよね。