最近のハッセルのニューシリーズを見てて、遂にハッセルもピエール・カルダンの電話機カバーになってしまったと痛感する次第。実に悲しい・・・。あのオカチメンコなボディデザインにはかつてのハッセルが持っていた強烈なオーラもなにもなく、「ハッセル」という名前の新進メーカーのニューモデル?という感じだ。
まして、いくらデジタル対応の為とはいえ6X6を捨ててしまっては何らハッセルたる所以が無くなってしまった訳で、もはやブランド・ネームの独り歩きの趣だ。
普段つかっている東急線には新しい車両が続々導入されているけど、なんともハッセルと似た歴史で物悲しい気分になってしまう。日除けのカーテンは取っ払われスモークガラスで対処する、ドアの取っ手は片側しかついていない、シートはカチンカチンなど等「合理化」という名の「手抜き」は明らかなのに「新しいものが絶対!」という諸氏には絶賛されてる訳。503CWねえ・・・。
ともあれ我々、現存するハッシーに一層の愛着をもって接してやりましょうよ!!

(今月の国宝)
500Cにシロ・プラナーのセットと 500CMにクロ・プラナーのセット。どちらも超絶美品!