今回は久々の超ミントのレンズ2点にスポットをあててみる。先ずはシロの50ミリ・ディスタゴン。こんなにキレイなのは私も多分初めてで、エレメントも全く無傷で各ビスもシーリングされたままの状態!ここまでキレイだとオーバーホールに出すのも躊躇ってしまうほど。しかも描写は人気先行の60ミリと違い開放から非常にシャープで発色も実に自然。Tスター命のペンキ画的描写の好きな方には不向きな、グラデーション超絶の世界!



もう一方は150ミリのTスターでないクロのゾナー。シェードを付けるバヨネット部が例によって剥げてますが、鏡胴部などは無傷。こちらはオーバーホール完了なのでエレメントを含め全て最も調子イイ状態。クロのノンTは非常にレアながら各焦点距離に存在してるのでコレで統一するというへそ曲がりが、私を含め増殖中である!



シロがエレガントならクロはコンテンポラリーな雰囲気で精悍な風貌。これにクロのセットを合わせるとまさにシューティング・ウェポンとなる。以上超美品2点でしたが、ホント最近キレイなのが減ってきました。まあ「使うには同じ」っていうカメラ屋の常套句もあるけど、なるべくならキレイなのを持ちたいのが真情。最初からのキズは大きなお世話かもね?!