今回はフリューゲル。
どういう訳か真打が勢ぞろいしたので各楽器のキモを写真でじっくりご覧あれ。

(Weber)
これは先ずこのデザインの美しさ!そして純血ビューグル属の軽やかでやわらかい響き。ピストンは完璧なフェザー・タッチ。ホント何も文句ないでしょう。

 

 


(Couesnon Copper)
これはもはや定番。あのイナタイ音はこれしか出せない。フリューゲルの規範を作ったメーカーが今も変わらずリリースしてくれるのはありがたい。

 
(Couesnon 4 Valves)
これは4本ピストン。しっかり背骨をつけてもらいベルもちと小振りにしやした。なんとなくレトロなサウンドが沁みるのだわ!

 

 

で、フリューゲルについて最近感じるのが、パツラと同じ感覚や吹き方でアプローチする人がやたら多いという点。
結果本来のフリューゲル・サウンドが最近絶滅寸前!単にパツラのちょっとダークになった程度にしか聴こえない。ドイヒーな音でビャービャー吹くものじゃないって事を理解して欲しいし、パツラとは完全に違う楽器だというのを覚悟してから取り組むべきだと思う。

Clark Terryの”Clark After Dark”、ここで聴ける風
のような、水の流れのような美しいサウンド。これを一回聴いてみなよ!