今回は「業界渡世話」を一席!

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「風が吹けば桶屋がもうかる」の風どころか今や嵐となって衰えるところを知らず猛威を奮い、目下何でもかんでも「値上げ当たり前」の状態ですよね。近所の怪しい骨董屋のオヤジも一斉に価格改定!「牛乳値上げ以来大変だよ!」と不動の在庫を一斉に値上げに踏み切ったのはある意味快挙!

あのラッパブランドがいきなり歴史的驚異的値上げしたのも牛乳不足の影響とはとても思えないんですけどねえ。

モノや食べ物には自ずと価格の限界があり、それが「相場」として緩いバリアを張っていて、そのバリア内で切磋琢磨して来た訳じゃないですか。それを突破したものはもはや本来とは全く違うモノになってしまう、と思いませんか?
2,000円以上のかき氷、10,000円のハンバーガー、などはジャンクフードの本来の存在じゃないですよね?

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さあトランペットではどうなのか?
真鍮板金の場合、近江産や松坂産みたく産地による価格差も無ければ、霜降り具合でグレードが分かれる事もないので世界中大体同じ価格ですよね、コストは。まあ金や銅は上がってるけど、真鍮は今のところ安定してるし。

要するにどんなメーカーやブランドもコストはほぼ同じな訳です。それがあのオレゴンのメーカーみたいにとんでもない価格と神格化で150万以上の価格設定してしまうと特に日本人は「世界一!」だと吹いてもいない人が崇め奉る!有り難がる訳です。

あんなのがあの法外な価格なら、とばかりに個人製作家も悪ノリ価格に便乗して一斉値上げしまくった当時もBachだけは値上げしなかった!流石老舗の名ブランド!と思っていたけど、今回のは強烈過ぎた。正義の味方にこっ酷くしっぺ返しを喰らった訳で、まさにこの世は金でっせ?!

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さあではトランペットやボントロのリミットは?まあヴァルヴのやりたい放題価格を見込んでも、どんなに自作の伝説を作って付加価値上げても実際100が限界でしょう。そう、つい先日までのホルンの価格!

製作家はもちろん既に値上げしてます!それに「円安」はこの先も放置されっぱなしでしょう。かと言って同じように値上げしてたら日本からトランペット奏者はいなくなる。20ちょっとだったのが50ですよ!

又旧価格時に散々買い叩いて数万円コストのものも今や新価格便乗価格にして高額販売してウハウハの中古楽器業界は、どこかの車買取店みたくやりたい放題!

だから何とかして、フルオプションの新品でも利益率を抑えてリミットプライスを超えない様にして、同時にインスタで書いた様にUsedやMonitor機などをリーズナブルな価格で売って行くしかないですよね!

まあそれでもそれを他店で高く売る輩やそれをジャッジできない業者もいるでしょうが、それは買う方が厳しく見極めるのが必要になってきています!でないと中古価格が新品価格を上回るRolexみたいになってしまいますよね、きっと!自浄作用に期待するしかないかも?


osirase

てな訳でリーズナブルに出せる個体を増やすべく、製作家共々探しまくったりニューモデルへの買い替えを勧めたりして頑張ってます!又今のところ新品も旧価格に抑えています。オンタイムの入荷情報はその都度インスタでお知らせしますので、チェックして下さい!