江戸の蕎麦は確かに美味い。藪、更科、砂場など歴史的暖簾が未だに健在!
二八の十六文 その価格を維持したら段々と物価の上がるにつれて量が減って行ったとかの説もあるが、とにかく量は少ない!
観光客御用達の神田の某有名店など大体2掬いで完食となる程!
ウチの近所にも名店が多く、遠方から来たある人がどこか蕎麦屋がないかと言うので、CTも大好きだった店を紹介したら量が少なくて激怒してたなんて事もあった。
量が多くて金粉でも散らしてあれば良かったんだろうけど、都内はあれが標準的。
大体蕎麦で満腹にしようなんて考え方がない。寿司も同様でサクッと食べたらとっとと帰るのが「粋」とされてる土地柄だから、しこたま食べるのは「野暮」らしい。

さてさてトランペットも同じで、シンプルなデザインを好み人もいれば、これ見よがしな装飾やお墨付きが命という人もいる。
後者の人は大体「損得勘定」が一番の価値観で、「せっかく金払うのだから」と他人とは違う意匠が大好きで、使いもしないオマケをせがんだりしてくる。
このMatt Martinは前者の究極で、「音と響き」が最優先!それをスポイルするものは徹底して排除する。インスタに書いた通りまさにF-1のマシンに対する考え方そのもの!それが先程の「野暮」を愛する人からは、ある種の物足りなさを感じるみたいで手にするまでに抵抗があるらしい。

ところが一度吹いてしまったらもう野暮もへったくれも何処かへ吹っ飛んでしまって、「やっぱ楽器は音だよね!」とか曰い激変してしまう!

でもね、こちらも彼等の気持ちを理解しなくてはいけないと思っています。
今後ラインを分けてその手のバージョンもシーズナリーにリリースしたいと思っていますので、ご期待ください!!

今月入荷は、ベルをほんの少しスリムな形状にして、それに合わせた各部のマイナースペックチェンジを施したニューモデルが入って来ます。
Spencerもやっと稼働再開しました!
ある歴史的名機のリイシューに専念してくれています!現在支柱の削り出しをブツブツ言いながら行っております!
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