今回のコラムはやっと届いたBenchmarkのMボアで行こうと思っていたのですが、残念ながら前回のコラムの画像に一目惚れされて、わざわざ上京して頂いたお客様に嫁いで行きました。

しかしながらいつもの様に1モデルにつき2台発注していますので、もう1台が月末には届きます。大変恐縮ですが詳細レポのコラムは今しばらくお待ちください。

で今回はTaylorの、現段階での新作の経過報告(?)と彼のトビきりの「入魂の傑作」が放出となりましたのでそのお知らせです!

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画像のはTaylorのご存知Firebirdですが、以前お客様からのオーダーで製作したものと比べて何かが違うんです。そう、ベルの有効長が明らかに短いんです。

そのオーダーされた方にもチェックして頂きましたが、やはり短い!過去Holton社のオリジナルを何本か販売しましたが、そのアーカイブの画像を見てもそうなんです。

この点のAndyとのやり取りが又熾烈を極めています(?)が、とにかく年末までにはOriginal SpecのFirebirdが届きます。

いっその事Soprano Valve TromboneとしてのArrangeの方が楽器としての「能力」は高いと思うのですが、熱烈なMFファンの方々にとってはやっぱねえ??

現在早速常連氏がすでに一本リーチかけてますので、興味のある方は早目にメールでお報せ下さい。少なくとも1台はフリーですので!

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もう一台はVertical Type Rotary Valveによる流行りのタイプ。画像のは実は数年前に製作されたものなんですが、この取ってつけた様なBentは必要なんでしょうか??

この点については珍しく(?)Andyと意見が一致し、「こんな持ち難いのは意味がない」という事でデザインは全く変わりますので、お楽しみに!

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で最後はこのNeo Committeeです!ドンズバのも何年か前にオーダーしたのですが、ジャンルによってはどうしてもパワーとレスポンスの面で現在の音楽にはシンドイ面もあり、

このNeoを作った次第です。これはオーナーの方に非常に大切にされていましたが、今回買い替えの為に泣く泣く手放される事となりました。

ベルや支柱、レシーバーなどはOriginal Specのマンマですがご覧の通りの全体のStreamlineが外観上の大きな違いでしょう。

各部の管厚やボアサイズなどのSpecを設計し直して、イントネーションの正確さとレスポンスの速さ、ダイナミックレンジの広さなど現在の音楽シーンを完全にフォローできる楽器に仕上がっています!

反面、音色や響きはあの独特の「イナタイ」特徴を完全に踏襲していて、まさに’Old Wine in New Bottle’です!

状態も非常に良くて、外観上もPatinaが実にキレイに仕上がっています!大切に吹き続けて頂ける方に是非「継承」して頂きたいモデルです!

お問い合わせなど、いつもの様にメールでお願いします。こんなアイデアはどう?というのも大歓迎です!