「黒船来襲」並みの大騒ぎだったWyntonの日本公演が終わって、ようやく日常に戻った方も多いかと。「凄すぎる」「世界一だ」から「こりゃ敵わないわ」まで一様に驚愕の感想がたくさん届きましたが、彼が凄いのは当たり前なんですから、いつまでも落胆してたって埒が明かない!それより我々日本人にしか出来ない表現方法に目を向けて、自信持って前進あるのみ、じゃないでしょうか??

確かに、最近Instagramやっててつくづく感じるのは日本と海外の違いです。「好み」が全く違って、我々日本人は非常に保守的、というかシャイというか、何となく自信がないのか、「自分」を主張する人ってホント少数派なんですよね。周りを凄く気にしてるみたいで。

反面、海外の連中は「オイオイ、まだ早いんじゃないの?」と思う人も堂々と自分の演奏を自信たっぷりにPostingしてますよね!そしてTasteも実に個性的で、新しいものに対して凄くOpen Mindなんです。

とにもかくに我々の個性にプラスもう少し自信を持って、逆にアメリカで「凄い!」と言わせてしまう様な、日本人にしか出来ない音楽をクリエイトして頂きたいと思う次第であります!

さて、今週の逸品ですが、以下の2点です!偶然にも両者ともにBauerfeindのそれもクオリティーがピークを迎えたK&B製時代のをマウントしています!!

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( Taylor Custom Bb X-Lite ) NEW
これ実は、最後のBauerfeind仕様と言う事でずっと木箱に到着した時のまんまで保存してたのを完全に忘れてた、と言うものです! K&Bの製造した最後の手持ちを使用してAndyが組み上げてくれたモデルで、珍しくFrosted Silverで仕上げたりしてかなりの気合が入ってるモデルです!X-Liteとなっていますが、実際の響きは「一体どこがライトなの?」と思う程ゴリゴリの厚みとFatなProjectionで、Heavy Typeと変わらないサウンドを生み出してしまういくつかの仕掛けを施してあります!Less Weight, More Soundの現在のVoicing のきっかけとなった一台です!ValveはBauerfeind黄金期のFeather LikeでCreamyなタッチを持ちながら非常に反応の速い、今ではもはや「伝説」化した操作感!これはその味わいが解ってもらえる方に吹いてもらいたと思います!

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( Gerdt Custom Bb Mdl.20 ) MINT++
実はこれも埋蔵品(?)です!当時通常モデルはRaw Brassでしたが、金メッキも数台だけオーダーしました。このモデルはその中でも一台限りの特注品でして、ベルとリードパイプにOne OffのCustom仕様のものをセットしました!表面もサテンの金メッキで仕上げて、これが非常に美しい仕上がりだったのですが、あまりにコストがかかりすぎたので、このPlater製はこれ一台だけ!それにこれ又K&B製のBauerfeindですから、もう後にも先にもコレが最高の成果を生み出したのは言うまでもありません!ですからコレも木箱でしばしの眠りについていた次第。この響き方は文字では表現できません!コレこそ本当にその秀逸性を痛感して頂ける方にのみ吹いて欲しいと思っています。今だからこそ言えますが、コレは紛れもなくGerdtのBest Of Bestですから!!

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待ちかねた’Ballad Oval’が今日届きました!詳細は次回のコラムで報告します!!

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