大変に長らくお待たせしました!イリノイ州やミシガン州の異常気象の影響で電気や電話が不安定となり製作に時間がかかった上にShipperまでが大混雑となり到着がえらく遅れましたが、昨日やっと届きました!

コレが Benchmark Trumpet です!!

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製作者のRonはベルやヴァルブをはじめストッパーのネジに至るまで全て自分一人で作っています、というのはお伝えした通りですが、アメリカの職人でここまで拘り続けるCraftsmanはもはや殆どいないと思います。

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ご存知の様に世界中殆どの製作者はOEMパーツを使って組み上げていますよね。どこのパーツを使おうが結局はその「組み立て」の妙がものを言う訳ですが、時にそのパーツによる構造上の制限があるのも事実です。

「全て自分が作ればどんなモデルであってもそれにベストなパーツをゼロから作り出すことが出来る」のでLimitlessなCreationが可能になる訳なんです!!

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コレが最高で最大のメリットであり、私がゾッコンとなってしまった理由の一つでもあります。

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早速シビレを切らした方々がこの執筆中も、静かな土曜の築地中に爆音を響き渡らせていますが(!?)、「一桁違う鳴りっぷりの良さ」「鬼の様に正確なイントネーション」「軽量なのに音は厚みがあるし突き抜ける感じが凄い」「何、このピストンのキレ」などなど大騒ぎ中です。

私もこの精緻な作りには完全に脱帽です!各スライドのスムースでかつタイトな動きや、驚異的なピストンの返りなど、過去数十年ここまでの完成度を最初から有しているのは初めての経験です!!

Ronな精緻で情熱のあるCraftsmanshipと、楽器作りへの真摯な態度がそのまま出てると思います。

で、やはり最大のノックアウト・ポイント(?)はこの「音」と「響き」です!!!これは文字では到底お伝えしきれませんので、ご自分で確かめてください!

残念ながらこの最初のはあと数時間で目下激奏中の誰かに嫁いでしまいそうですが、今月もう一本届きます。コレは売約となっても何とか試奏だけはして頂ける様に交渉しますので、いつもの様にメールしてください!

詳細などはまた続報でお伝えしますので、今日のところは恐縮ですが画像でご辛抱願います!