新年明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

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さて新年早々にPhat Puppyが入ってきて、Stock Listにも書いた通り何故か海外のお客さんから問い合わせが殺到しました!何も日本で買う必要が無いと思うのですが、本国では相当待たされるとかで「こちらに複数台あるからと言われて」と!全くAndyには新年早々又もやられてしまった次第。

でも日本と違って実に決断が速いというか、新しいものに対するOpen Mindな姿勢はやはり違うなあと痛感しましたね。日本では「そもそもFlugelhornは〜」とかの「楽器論」「楽器歴史学」から入って、「〜ねばならない」思考に凝り固まってしまってますからねえ・・・。その手の音楽関連団体もいずれボクシングや柔道の様に、風通しをよくする改革が行われるんでしょうかねえ???おお、怖っ!!

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さてそのPhat Puppyですが、これはホント吹いてみないとその凄さが判る訳もなく、画像では絶対にそのシカケの効用とかも実感できないと思います。Andyが本気で取り組んだこの全く新しいジャンルの楽器を是非吹いてみてください。というのを読んでこられた方は、まだたったの数本ですが、100%ATM直行でした!

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ところでDonatはどーなっとるんだ?と問い合わせを頂きますが、ひっそりと売ってますのでご安心ください。常連諸氏に初回のロットは持って行かれてしまいましたので、押っ取り刀でSecond, ThirdとDelivaryを重ねて何とかFull Lineup出来てますので!

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とにかく最近はCNC全盛で、楽器も突拍子もないシロモノがたくさん出回ってますよね。楽器までそうだからマッピなんて、マシンを一台リースしてしまえばデータを打ち込んですぐ出来上がり!私も随分とこの手のオッさん達に騙されてきましたよ、全く!本業の合間のサイドビジネスだから、マニュアル以外の問いかけには「思考停止」になってしまう連中ばかりでねえ。

そんな中でこのDonatは付き合うほどに彼の真摯な姿勢と旺盛な好奇心に感心してしまった訳です。彼もCNCで製作する訳ですが、とにかくそのサンプルデータの豊富な事!フランスは当然、各国のありとあらゆるブランドのマッピを歴史の時系列順に実際のサンプルからデータ化するという気の遠くなる様な作業を淡々と熟す一面。その一方で、Blankに徹底したHeat Treatmentを施すという昔ながらのアナログな手法による「職人」としての一面。その相反するこれら一連の徹底したコダワリが、出来上がった一本のマッピに強烈に表現されてるんですよ!でもこれだけこだわってるだけに製作本数が極端に少ない、これが痛いところなんですが・・・。

「封を切って楽器にセットした瞬間からこれだけ豊かな響きのするマッピなんて有り得ない!」「個体差がホントないねえ」とかのコメントはある意味当然だと思います。

それにしても巷では、CNCで安易に作りまくって「各番号ダースでどう?」なんて調子で、大量生産するメーカーが多いんですが、なら価格も安くなるのが普通ですよね?なのに中には一本数万円もするメーカーもあるみたいで、ホント訳がわかりません!Not Bull ! !

おっと、Donat Mpc.がいかに凄いか、これも吹いてみないと判らないですよね!ラインナップにどういうのがあるのか、そのDetail等はどうぞメールでお問い合わせください。