あれから前回コラムの一番下にあるモデルへの質問がひっきりなしに届いています。妄想逞しくするよりは一発吹くだけで誰でも判るんですけど、地方からだとやっぱ勇気と経費が何ですからねえ。
でも例の色付き彫刻付きのにしか興味がないんだと思ってましたが、真剣に「あのサウンド」を追求する「演奏家」が相当な人数いるんだと再認識しました!確かにもはやミーハーはズカシイハかも!?

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で今日は何故かPhrumpetにします!

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今まで数台のPhrumpetが嫁いでいきましたが、彼女の本当の力を実感してもらうには少々時間がかかるみたいです。何故か?それは「あの楽器自体の吹奏感に慣れるのに時間がかかった」と。そりゃそうでしょう、あのダヨーンとしたShephard’s Crookが前後にきてますからねえ。それにあのデカくてぶっといベルに恐れをなしてしまうとかで、見慣れる(?)にはしばらくかかりますよね!

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ところがある程度の期間を経ると、実は彼女、相当な実力を持っている事に気付いてもらえるみたいです!「どんな曲が来ようがこれ一本で何とかなる!」と。でその鍵を握るのがマッピなんです。

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画像のものは3本ともにPhrumpet用なんですが、カップ、リム、バックボアなどが全く違います。この使い分けこそが万能楽器たる所以なんです。

ラッパでマッピをチェンジした時と違って、「音質と響き、吹奏感はそのままで、音色が劇的に変化する!」んです。ラッパで深いのから浅いのに替えるとピッチや抵抗感が露骨に変化してしまいますが、このPhrumpetはその変化が非常に少ない!何故か?それはリードパイプにあるのですが、それ以上は言えませぬ・・・。

「普段見慣れないものには極端にアレルギー反応を示しがち」な方も一度吹いてみてください。WarmでSmoothなサウンドが好みの方にはきっと響くものがあると思いますよ!

さて年度末です!委託品や下取り品、デモユースのものをなるべく地味に告知していましたが、もうあと3本だけとなりました!Super Priceで提供しますので詳細はメールください。