コラム更新の度に雪が降ってますが、とにかく寒いですよねえ!こんな時、オイル類は硬化します。愛機の手入れは冬こそマメにやってあげて下さいね。管の中がドロンドロンのネヴアーネヴアーはヤバイっすから!

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この大量の木箱、友人からのりんごが届いた訳ではありません。Taylor Trumpetの梱包されてた箱です!一個一個楽器ごとに完全にピッタリのサイズで作られているのですが、今時ここまで拘る製作家なんていないでしょう。Taylorはそこまでの「自信」と「愛情」をパンパンに詰め込んで送られて来ます!その一台一台は「製品」ではなくて、Andyの思い入れのこもった「作品」である事の証ですよね。

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それはこのWater KeyやPinky HookにButton類を見てもらえれば解ると思います。これは間もなく届く2本目のVOCA Mdl.の一部ですが、真鍮の無垢板からの削り出しです!オリジナルのWater Keyはご存知の様にスプリングによってタンポが開閉する仕組みで、非常に壊れやすい上タンポがすぐに腐ってしまう。そこでそのFrame Designのみ残してAmadoをつけている訳です。あくまでOriginaruを尊重しながらも、より「使いやすく」より「操作しやすく」その上より頑丈で耐久性のある「丈夫な構造」、といった細部まで一切の手抜きはありません!

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そして今回、画像のCommittee Mdl.に続いて,  New Committee Mdl. (Commit. 2)が入りました!その画像は敢えてUPしません!一体どれ程Committee Soundを進化させたのかは、貴殿が吹か無い限り絶対判らないからです!「音と響き」その最良のサンプルがここにあります。それを実際に体験し確認してみて下さい!それには「雑念」ヌキで吹いて頂きたいので、

Bachなんかもそうですけど、特に我々日本人って「伝説」や’Bull Shit’が大好きでしょ。「あの時代のBachはこうだ」「スライドの受けがNickelだといい」「Valve Guideは真鍮がいい」などなど。某国産巨大メーカー製のも「ここをくり抜いたネジが最高の響きを生む」「ツバ抜きのバネはこーでねーと」云々。実にチマチマした改造が大好きなんですよね。それで確かに音は「変わる」んですが、それが実際聴き手にどれだけ伝わっているのか??果たして全ては以前の状態よりも「良くなっているのか」は怪しいものです。

最近リフォーム番組が多く放映されていますが、4畳半はどうやったところで4畳半なんです!家具の置き方変えても、間接照明にしても、Sea Shoreの写真飾っても、広さは厳然と同じ。どんなに工夫したところで10畳の広さにはどうしたってならないのです。そんな事よりも、自分が快適に過ごすにはどれくらいの広さにすればいいのか、どうすればそれを実現できるのか、という発想が全く頭に無い人がいかに多い事か!

この春にも毎年多くの新入生がラッパのデビューを果たします。そして「お決まり」の楽器を与えられ「お決まり」の演奏をする事を強いられる。なんか今騒然の相撲の世界に似てる気がするのは私だけでしょうか?

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そして彼らが、自分は4畳半で無いと気付くのはいつなんでしょう?Jazzとは楽器持ちながら妙な振り付けで踊らせられる事では無いと気付くのはいつなんでしょうか?

しかもそんな彼らの中から、ラッパ一本で世界中のAudienceの魂を揺さぶる感動を与える事の出来るPlayerは一体いつになれば現れるのでしょうか?

一体自分の求めるものは何か、そのためにはどうしたらいいのか、もっと自分に問いかけていかないと、まんまとクローンにされるだけです!世界に一枚しかない自分だけのBannerを手にして欲しいと切に望んでいます!

おっと又々熱くなってしまいました!

ええ、近々の入荷予定は、今週は’VOCA’の2本目と仕様違いの’Starship’が到着します!詳細や試奏のアポはいつもの通りメールでお願いします!