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前回のコラムで紹介しました’Starship’ですが、試奏希望と問い合わせが多くてパニクリパニクラ状態ですので、今回は急遽Taylor以外の究極の2点を紹介します!
懐かしいの一言なんですが、MLもLも赤・青・黒とあって、それぞれ彫刻入りとナシがり、更にクリアラッカー仕上げまでラインナップしてたでしょ。仕入れる方は大変でしたが、メーカーサイドはマイルスが亡くなってからはやたらと国内でバカ売れし、悪ノリして作り過ぎ!おかげで届いたものでそのまま使えるのは皆無でした。メイン管はスコスコ、逆に3番スライドはハルク・ホーガンにも動かせない程固い、ピストンはバリだらけでコケカキーキーといやなノイズ、などなどラインが同じHolton 同様、強烈なシロモノでした。ところが調整を終えてHPに掲載するとやたらと回転が速い!みんな「Milesのあの音がする」「あのアルバムに写ってるのと同じ」だとかで「伝説」を勝手に作ってました。 でもアレ、マイルスやウォレスのとはベツモノだとは誰も指摘しないのには驚きました。各所のスペックからパーツ類、それに製作がラインではないんですよね。某オッサンが一人で作ってた訳で、まあ考えてみればアタリマエなんですけどね。「カタチ」がプレーヤーに与える影響って凄いもんだなあと思った次第です。
日本では黒だけど、現地では赤が人気だったとか。個人的にもこの赤はいい雰囲気してると思うんですけどね。 さて次は久々のSpencer!例のBach #65GB BellにCompressed GB PipeとLong Receiverをマウントしたモデルです!
本人は演奏とレッスンでやたらと忙しいらしく先日のコパーベルのも2本同時のはずがもう一本は年末になりそうです。しかしこの2モデル、現地でもこちらでもとにかく「ぶっ飛びモデル」なんで、「定番」として常時販売して行きたいのですが何せ納期が不明!?しかも本人が「完璧な状態」と認めるまで何度もTestが続くので、やたら時間がかかり「ヤンバルクイナ」的レア度となっています・・・。英国内でもBBCの仲間達からの受注残が常時相当数残っていて、それが更に彼の忙しさに拍車をかけてるという慢性品薄状態なんです。
で、#65 VersionとCopper Versionはどう違うかと言うとディテールはさておき、そのサウンドや響きは非常に似ています。全域で非常に明確なSlot、中低域の厚み、反応の速さなど、通常の楽器が「なんでこんなに眠いの??」と思ってしまう程!現場で求められるQualityを突き詰めて行くと結局は同じ一つの「音」に集約されるという事でしょうね。この極限まで追い込んでいった「結果」を是非味わってみてください!
緊急速報!
本来「クリスマスに間に合うかどうか」という予定を、自分が燃えるものは先に作ってくれるのはいいのですが、ウチより先に告知されては順序が逆ですよねえ!
とにかくこの"Vintage Re-Issue Project"の二弾目であるMartin Committee Mdl.が届きます!ラッカー掛けに出して2週間くらいだと思います。 |
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