大騒ぎのITG Conferenceも終了し、ウチの「友情出演」モデル(?)2点(TerminatorとPhrumpet Standard)がやっと入荷です!今回はウチのこの2本と先に届いたPhrumpet Customの合計3本を作るのに時間がかかってしまった上に、「 Taylor DesseでConference用のまで売ってしまったせい」で、Andyは結局Conferenceに展示する楽器を新たに作るには時間が間に合わず「Trial 用のを化粧直しして」の出品がほとんどとなってしまったのが実情なのですが、「お前のだけはしっかり非売品にしておいたから」と!もし売れてしまったらと内心ハラハラもんでしたが、何とか到着してくれたので、ようやくホッとできたという次第です。



で、今回はまずTerminatorからご紹介しましょう。ご覧の通り、地金の厚みは各所で変えてありますが、ほぼAll NSのStarship Shapeです。 このNSという素材は硬くて割れやすい(?)ので非常に加工しづらくて、多くの職人がTryはするものの、正直失敗作(?)ばかりというケースが多いのですが、Andyの手にかかるとご覧の通りです!

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AirをPushした時は、たとえBig Bandであろうが、Electric Inst.の中であろうが、絶対に埋もれてしまわない強烈にEdgeの効いたサウンで、そのProjectionは会場最後部までCut Throughしてくる恐ろしいほどのPotentialです!その反面で、pppの「囁くような」語り口では非常にSmooth & Mellowな厚みのあるサウンドで、その表現力の幅は到底真鍮では再現不可能です。

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とかく浅いマッピでのLead Worksで、その派手な面だけが強調されるケースが多いのですが、試しに深いカップ(できればVカップ)にSwitchしてみてください。中/低音の張り出し方は真鍮のように金属的でChunkyなそれとは全く違う「まるで木管楽器」の様な柔らかさと厚み、そしてBodyのある 非常にレンジの広い響きです!

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これが本来のNSの底力なのですが、「奏者側の技量をこれだけ試される素材はない」というのも事実です。完璧なブレスの支えがないとこの強烈に豊かな表現力を活かす事はできないと思います。ややもするとWooferの断線したスピーカーの様に高次倍音だけが鳴って中低域が全く響いていない、なんてケース/プレーヤーが非常に多いんです。NSにウンチク垂れる御仁の殆どが「吹きこなせてない」んですよね!ですからホール全体に響き渡るあの厚みのある響きを引き出す事のできる方にこそ選んで頂きたい楽器です!

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又今回マッピもNSです!これが非常にレンジの広くて響きに密度のある独特のサウンドを持っています。いずれ各サイズもリリースしていきますので、是非試してみてください!

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